
■[第1184回] サービスタイム −H20.3.31-(月)−

遂に明日から販売価格はどうなるにせよ、とりあえずは25円揮発税分が安くなりますね。
それに対して何日か前にこんなニュースがありました。
揮発油(ガソリン)税の暫定税率の維持を盛り込んだ政府の租税特別措置法改正案の見通しが立たないまま期限切れが間近に迫るなか、新潟県が今月中に予定していた道路工事などの入札70件(約20億円分)を凍結した。
そして
県土木部監理課によると、今月19日以降に入札を予定していた道路工事などのうち、前倒し発注を予定していた08年度の工事の一部を凍結した。舗装など優先度の低い工事が対象で、同課は「道路の維持補修など県民生活に影響の出る工事はやめない」と言う。
との事。
えーっと・・・
この程度で良いなら、揮発税撤廃しても良くないですか?^^;
「甘言を弄して人気取りに狂奔する政党」を応援する気にはなりませんが、今回の揮発税撤廃の影響がこの程度であるならばどんどん撤廃して頂きたい。
大体、誰もが不思議に思っている舗装道路の工事。
毎年毎年、ちょっとだけ場所をずらして掘っては直す。掘っては直す。
そして渋滞を作る。
いや、分かるのですよ。
土建屋さんなどではこのこ工事があるから生き延びていられるところがあるというのも。
ですが、それにしてもあまりにも無駄過ぎる。
ガソリン代が1リッターあたり25円安くなる有難さに比べたら、無駄な道路の舗装工事なんてやらなくても良い。
道路なんて1〜2年は何も工事せずにいて貰ってもまったくかまわないですからね。
(いや、亀裂が走ったり、ガス管が爆発しただのというのは話は別ですよ。)
しかしこのガソリンが25円安くなるというサービスタイムはあまり長くないとの事。
何やら一ヶ月だけらしい。
という事は・・・
もしかして揮発税の暫定税率が完璧に撤廃されたとしたら、一年通して240億円くらいの税収が減る???
となると、迂闊に「25円安くなったよ!!うひゃっひゃっ!w」と喜ぶ訳には行きません。
新潟県の税収が年間でいくらか分かりませんし、知る気にもなりませんが、250億円というのはかなりの割合ではないですかね?
さすがに道路をどこかしらで作らないと交通が麻痺とかするケースもあるのではないか?と思うのですがどうなのでしょう?
ですが、とりあえず現状は無いのですから、「我慢しよう!」「欲しがりません勝つまでは!」という考えもある。
うーん・・・
難しいなあ・・・。^^;
話は飛びますが、私は以前朝礼で話したのですが、物価はどんどん上がっていくべきだ。
それでこそ健全な社会である。
と思っています。
物価がむやみやたらと下がるのは賛成できない。
実際、大分前の日記にも書きましたがハンバーガーが100円切るだの、牛丼が一杯300円を切るなんて言うのを聞くと、自分で自分の首を絞めている気がして不安でした。
「デフレ」とは、市場の成長が止まり、そして限られた中で死に物狂いの争いが起こり、いつしか自分の足を食べているというイメージですので。
世の中、発展しているのであれば必ず物価は上がって行く訳ですからね。
例えば、新商品は高いものです。
それが浸透して行けば行くほど安くなる。
プラズマテレビでも液晶テレビでも同様です。
しかしその値は下がり続けるだけではなく、次の新商品を開発してまた高いものを作る。
これがメーカーの使命です。(「高いものを作る」のではなく「新商品開発」ですよ)
それが新商品を作らずに「如何にして今の商品を安くするか?」という事だけに没頭していたとしたら、値段はどんどん下がるでしょうが会社としての力はどんどんと下がって行く。
どうやったら価値あるものを作れるか?
というのが社会の中心となる会社の大事な役割です。
それを「価値は上げられないので、値段を下げて勝負しましょう」というのでは、成長を諦めたという気がします。
恐らく今のメーカーの考え方はここまでではないものの、「同じ使い道の商品で、性能が良くなって、今と変わらない、または安くなるものはないだろうか?」という意識が支配しているのでしょうね。
という事で、ガソリン代も下がるのは単純に嬉しい。
でもただ「安くなるから」という理由だけで喜んでいると、手痛いしっぺ返しが来るやも知れません。
まあそれが「道路がちょっとデコボコしてる」という程度であれば、いくらでも我慢出来るので良いのですけどね。
とりあえずは一ヶ月間だけのサービスタイムに感謝するとしましょう。

■[第1183回] 面接日〈一日目〉 −H20.3.29-(土)−

この日記を読まれている方にも、社員の誰にもまったく関係の無い話ですが、本日から繁盛屋のHPの置いてあるサーバーが変わりました。
これが凄いのです。
今までは更新のためにアクセスしてページが開く迄に軽く1分近くは掛かっていたのですがサクッと開きます。
快適です。
この調子で日記もサクッ更新したいところです。
さて、本日10人近くの方と面接させて頂きました。
次は来週の火曜日が面接デーです。
そして本日もいました。
「何の連絡もなく面接に来ない」
「面接時間に遅れる」
という猛者が数人。
大体5人に1人くらいの割合でこのタイプの方がいます。^^;
まあこういうタイプの人は面接をしたとしても、恐らくその「約束を守る」、「時間を守る」という感覚が欠如しているのが表情や言葉に表れますから採用はしないので、「来なかった」という方が、こちらもその時間で別の仕事が出来るので有難いと言えば有難いのですがね。^^;
それにしても毎回思うのですが、面接をすると9割の人を採用したいと思ってしまいます。
「繁盛屋をわざわざ足を運んで面接を受けに来た」という行為一つでも惹かれるのに、一所懸命になって面接を受けている姿を見ると「よし!君採用!!」と言いたくなる。
ですが・・・
その場で採用した人は殆どが続きません。
「な〜んだ。簡単に入れる会社だな」と思うのでしょうね。
えっ?
後から連絡して採用した人も殆ど続いてないだろう?
ふっ
最近の繁盛屋をなめてはいけません。
今の社員は凄いですよ。
遂に「定着」という言葉の似合う会社になりましたよ。ええ。
まあ、さすがに嫁に行こうとしている者を引き止めるまでは出来ませんがね・・・。
しっかりと卒業して行き、そのうち子供でも連れて遊びに来て欲しいものです。^^
来るよね?ね?ねえ??
まあ、火曜日の面接デーを終えたら、それまでに応募されて来た方の中から選ばせて頂くとしましょう。
何せ面接は時間が取られるますからね。
本当に合同面接でもしたいところです。^^;
さて、新繁盛屋社員誕生なるか?
楽しみです。^^

■[第1182回] マッター −H20.3.28-(金)−

先ほど上越から帰って参りました。
今回は行きも帰りも上越でも、すべて社員の車の助手席だったため非常に快適であり楽でした。
乗り継いだ車の台数は3台。
「禁煙車」の車、「缶ビールの空き缶を差し出しこれを灰皿にして下さい」という車、「灰皿が二つもあり一番小さい筈なのにやけに広く感じる」という車。
どれも一長一短で、改めて愛車に惚れ直した次第です。
私のマイカーは灰皿はありますし、広いですし、DVDを見るのに画面の上に紙でひさしを付けなくても見れます。
完璧です。
ただ、音が40以上大きくならないのだけが玉に瑕ですが。
まあ、この調子で書くと何を書き出すか自分でも分かりませんので終了します。
最後に一言だけ付け加えますと・・・
初めてマットで寝ました。
快適でした。
目覚めた際に「あーなんか久しぶりにゆっくり寝た!」と思えましたから。
我が家のベッドよりも良いのかも知れません。
ではまた明日。

■[第1181回] 自分を探せ! −H20.3.26-(水)−

求人募集です。
いやいや違った。
社員募集です。
繁盛屋では現在、健康で、明るくて、朗らかで、社長のオヤジギャグにも愛想笑いを浮かべられて、ガッツがあって、会社を赤ん坊だと理解して、すぐに辞めなくて、大人の考え方が出来て、色々な事をしてみたい!という人を募集しています。
(上記の中で一点でもあればOKです)
職種は事務です。
主な仕事内容は
・事務
・どんと!の「写真撮影」、「間取図作成」、「データ管理」
・デザインデータ作成(出来るなら)
です。
※もちろん未経験者可です。^^
詳しくコチラ(←クリックをして下さい。^^)
どうでしょう?
これを見ている紳士淑女の皆さん?
これを機会に繁盛屋で生き甲斐のある人生を送りませんか?
入社6カ月でポルシェも夢じゃないですよ。
フレックスタイム制で一日のうち好きな時間で働けますよ。
社内は社員一人ひとりが完全な個室で仕事が出来ますよ。
嘘です。
よくある怪しい会社の求人広告の様なキャッチコピーを使ってみたかったんです。
ごめんなさい。;;
ですが良い会社ですよ。
うん。
ねぇ?先輩社員諸君?
・・・・・・・・・・
関係ないですが、サッカーをしていた中田が今朝のテレビで「自分探し完了」みたいな事を言っていました。
今までの中田は自分じゃなかったみたいですので、どこに「本当の自分」が転がっていたのか聞きたいところです。
本当の私もそこら辺に転がってますかね?
拾った方はご一報下さい。
お礼に一割差し上げます。
・・・・・・・・・・
【追伸】
明日から上越です。
一泊してきますので、明日の日記はお休みとさせて頂きます。
すみません。^^;
何せ上越の晩は梅酒をジョッキで飲む事になっているので・・・。
うははは^^
次回は3月28日(金)の「やっさいもっさいの巻(仮題)」となります。
宜しくお願い致します。

■[第1180回] 本当を見つける −H20.3.25-(火)−

本日は上天気の中、看板の取付に行ってきました。
いつもはスーツで下から眺めているだけの私ですが、今回は違います。
ビシッと作業着に着替えて出発。
の前に・・・
は、腹が苦しい。><
何せこの作業着。
身長が私より10cm以上低く、その上スリムな社員が着ていた作業着なのでもうキツキツなのです。
それに対して「貫禄がついた」だの「男とはそうあるべきだ」だのと普段から言われている私の体型です。
着物を着ていれば、後ろから見ると西郷隆盛と間違えられるほどです。
「西郷さんですよね?」
「征韓論を僕は支持しますよ!」
「何故、江藤新平と共に立たなかったんですか?」
「敬天愛人の意味を教えて下さい!!」
と、道を歩いていると突然声を掛けられる事もしばしば。
困ったものです。
さて、そんな「せごどん」である私が「てこ」となって取付けた看板がコチラ。

この高所恐怖症である私が、現在社員のいるところまで上る。
写真で見ると低そうですが、実際は40mくらいの高さはあります。
拡大して頂ければ社員の足元に雲が掛かっているのが分かる筈です。
うははは^^
そして、

取付け完了。
ふふふ。
ちょろいものです。
そしてもう一つ。

こちらもご覧の通り恐ろしいほどの高さです。
恐らく、この看板を取付けられるのは繁盛屋の社員か、アルピニストの野口健さん位でしょうね。
何せ高山病になるかと思うほどでしたから。
そして完成。

自分でも頑張ったと思います。
自分で自分を褒めてあげたい。
そんな気になる仕事でした。
やったね!
とまあ、おふざけもいい加減にしましてこちらのアパートは残念ながら「どんと!」には載っていないのですが、とても住み心地の良さそうなアパートです。
^^
「T」の方がワンルーム。
「U」の方はメゾネット。
となっています。
まだ施工中だったのですが、窓から見える中の様子を見て住みたくなりました。
ここにテレビを置いて、ここにソファを置いて、こうして食事して、ここにビールを置く。
想像するだけで楽しくなりました。^^
間もなく新生活をスタートする方も多いかと思います。
是非とも夢の膨らむ、自分にぴったりの部屋を探して、そして気持ちの良い暮らしを送って欲しいですね。^^
もしまだ部屋が決まっていない方は、または今の住まいに納得いかないという方は是非コチラをご覧下さい。
あなたの本当の住まいはここから始まる(←クリックをして下さい。^^)
はい。
CMでした。
ではまた明日。

■[第1179回] ぶち抜く!!! −H20.3.24-(月)−

研修行って来ました。
やはり良いですね。
素晴らしいです。
経営者・幹部ならば是非一度は参加してみて貰いたいです。
必ず勉強になりますよ。
その勉強を行動に移せるかどうかは自分次第ですが・・・。
今後は社員研修会、起業を志す者の研修会も開いて行こうと思いますので、その際には告知させて頂きますね。^^
さて、その講義の中で大変面白いというか、なるほどなぁと思う話がありました。
「ぶち抜かないと痛い」
ゴットバンド「マス・オーヤマ」の話です。
アメリカに極真空手の道場を開き、そこに行った際に門下生より「館長は牛を倒せたそうですが、この板は割れますか?^^」と言って、分厚い板を差し出されたそうです。
その板を見て大山倍達は「いやいや、いやいや、さすがにそりゃ無理だろう!><」と思った。
がしかし「そんなもの割れるか!!」とここで言ってしまっては、門下生が「なあ〜んだwしょせんその程度かwww」と思われてしまい、極真空手の道場は一気に人がいなくなり失敗してしまうだろう。
と考え、「失敗したら手の骨が砕けるだろう。でもやってやる!」と決めたそうです。
ここで大事なのは「やってやる」と決めた事ではありません。
結果としては見事にゴットハンドはその分厚い板をぶち抜きました。
大事なのは、この「ぶち抜いた」という事ではなく、「ぶち抜かなければ手の骨が砕ける」という事です。
私はてっきり分厚い板をぶち破らなくても「痛〜い!;;」と泣いて、手を押さえて走り回る程度だと思っていました。
ゴットハンドですから。
失敗しても手は痛くても「砕ける」なんて事がある訳がないと思っていました。
しかし、どんなに鍛えていようが、どんなに凄い拳を繰り出そうが、ぶち破れない時は痛いそうです。
砕けてしまうそうです。
簡単に言うと、10m位のコンクリートに正拳を思いっきり打ち込むようなもの。
当然打った衝撃はすべて自分の拳に返ってきます。
なのでどんな拳でも破壊されてしまう。
がしかし、これが「ぶち抜く」と拳はまったく痛くないそうです。
例えば、蹴りでのバット折りでも、蹴り抜ければ痛くない。
しかし失敗すると滅茶苦茶痛い。
成功すればまったく痛くない。
という話を聞いて「なるほどなあ!!」と深く思いました。
これを会社経営に置き換えて言えば、新事業を始めたとする。
それをやり切って、成功すれば痛くないのです。
しかし途中でやめるとこれは滅茶苦茶痛い。;;
何せ、先行投資もしていますし時間も掛けています。
それが「失敗」ということは大ダメージ。
下手したら拳が砕けるかも知れない。
しかしその壁をぶち抜けば全然痛くない。
そして拳も無事、その上周りからは「さすが!」と思われる。
会社経営でも仕事でも何でもすべてこれです。
「ぶち抜く」というのが大事。
ただし一瞬の板割りとは違い、会社や仕事の場合は時間が掛かる。
一瞬で成功するなんて事はない。
という事で、ぶち抜くまでやり続けるしかない。
やり続けて、やり抜いたその時に初めて痛みも感じず、そして達成感がある訳です。
諦めずにやり続ける
成功するまでやればどんな事でも成功する
とよく聞きますが、こういう事だったのですね。
非常に私には分かりやすい例え話でした。
経営者は「ぶち抜く経営」をやらなくてはならない。
仕事は「ぶち抜く仕事」をしなくてはならない。
「ぶち抜く」までやり続けなくてはならない。
ただし1mもあるコンクリートをぶち抜こう等とは考えず、しっかりとぶち抜けるかどうか考えての話ですが・・・。
そして出来るか出来ないか?と考えた時、その時は出来る時です。
それにしても良い研修会だったなあ・・・。
今回は筋肉痛にもならなかったですしね。
これも日ごろの鍛錬の賜物ですよ。ええ。
ん?
うははは^^;
【おまけ】
「下手でも良いからずっと続けろ」と私の好きなバンドである「OUTO」が歌っていました。
仕事でも経営でも何でも同じなんですね。

■[第1178回] ごちゃごちゃ −H20.3.21-(金)−

明日からまた休みですね。
がしかし、どうしてもと泣きつかれたので明日、明後日と研修にオブザーバーとして参加して参ります。
また貧血にならない様に今日はレバーをたくさん食べたいところです。
さて、新しいサイトをオープンさせるための参考にしようと様々な会社のHPを見ています。
そこで、情報検索サイトと言いますか、知識を得ようと思って見るサイトを見ていて思ったのですが・・・
あれ分かり辛くないですか?^^;
と言うか、あまりにもトップページにごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃとしている。
所狭しと並べられた文字、項目。
開いた瞬間にげんなりします。^^;
いや、分かるのですよ。
SEO対策(検索サイトで上位に出す方法)のために、トップページにテキストをだーっと並べたいと言うのも。
ですが、あれではとてもじゃないですが、自分が探したいものを見つける気が起きない。
私だけかも知れませんが、もう面倒くさくなっちゃうんですよね。
何だか「ウォーリーを探せ」をしている様な気分になって、「もう探さなくても良いです・・・ごめんなさい;;」となって閉じてしまう。
何せ、欲しい情報を得るために検索サイトで検索してわざわざ開いたのに、その中でもう一度サイト内検索をしなくてはならない。
これは何だか非常に手間が掛かりすぎて馬鹿げている気がします。
特に「住まい系の情報サイト」なんて凄いですよ。^^;
あまりにも文字だらけで、「活字離れが進行している今の世の中、果たしてこのトップページの文言をすべてチェックして、自分の求めているものを見つけ出す人がいるのだろうか?」と不思議に思うほどです。
まあ、恐らく作っている方としては「こうしないと上位表示されないから仕方ないんだ!」と思っているのでしょうが、いくら上位に表示されてHPを訪問してもらったとしても、中を見る気が無くなってしまっては意味がない。
作り手の責任は「人の目に触れる様に上位に出す」というのもあるでしょうが、一番の目的は「そのHPからお客様を作る事」ですからね。
その点、繁盛屋のHPを見て下さい。
テキストなんてほとんど無い。
どんと!のHPを見て下さい。
テキストなんてほとんど無い。
HPを開いて「なんだこの文字の多さはorz」とげんなりする人はまずいないでしょう。
まあ繁盛日記を開いて「なんだこの文字の多さはorz」とげんなりする人は大抵でしょうが・・・。
という事で、開いてくれた人が気持ちの良く見れる。探せる。選べるサイトを作ると心に強く決めました。
本当に今のHPは項目が多すぎてイライラしますからね。
【追伸】
ロボットがやる事ですし、すべてのHPを見て決めるなんていう事は出来ないのはよく分かりますが、それにしても検索サイトの会社はもうちょっと表示順を考えてくれないですかね?^^;
そのうちトップページには文字がずらーっと並んで、2ページ目にすっきりしたページを作るのが大半になってしまいますよ。
(まあ、実際今はそれをすると表示順は下になりますが。)
しかし、あんな文字だらけのサイトばかりになったら、パソコンでインターネットを活用する人も少なくなり、みんな携帯で少しの情報を得て満足する様になってしまうのではないでしょうかね?

■[第1177回] 日本の誇り −H20.3.19-(水)−

何やらチベットの虐殺から「北京オリンピックをボイコットしよう」という声がヨーロッパでは上がっている様ですね。
それに対して日本はと言うと、間違いなく今の日本は中国に頼っており、臍を曲げられたら大弱りの企業ばかりですから、ボイコットどころか文句を言う事すら、まず難しいでしょうね。
私は元からオリンピックに興味がほとんどありません。
何せ前回のオリンピックの時に社員より「オリンピックは二週間くらいで終わる」と聞いてびっくりしましたからね。
一ヶ月くらいやっているのかと思っていました。^^;
なので参加しようがボイコットしようが、正直なところどちらでも良い。
まず見ませんし、メダルがいくつであろうが、それが良いのか悪いのかもよく分からないですからね。^^;
ただ、オリンピックに出場する選手には「日本人だから出場できた自分」という感謝と、そして世界に日本の名を轟かせてもらいたいと思っています。
しかし今回の北京オリンピックに平気な顔で出て良いのかどうか?と考えると、中国の「冷凍毒ギョーザの対応」や「チベットについての対応と発言」を見
ている限りでは、オリンピックでメダルを取って「日本人の誇り」を見せるよりも、「北京オリンピックには参加しません」と言い切る「日本人の誇り」を見せて貰いたくなります。
オリンピックを楽しみにしている方や、すでにチケットまで手に入れられている方には大変申し訳ないとは思いますが。^^;

■[第1176回] 編集者求む −H20.3.18-(火)−

本日、どんと!でお付き合いさせて頂いている方へ毎月お渡しする「どんと!通信」というものを作っていました。
その最初の文章がこちらです。
・・・・・・・・・・
今年に入ってから着々とご登録頂いている企業様が増えています。
この勢いでまずは200社を目指します。
そして企業登録数よりも有難く思っているのが物件登録数です。
現時点では874物件。
どんと!のスタートの際に目標とした1000物件まであと少し。
全国規模でやっている不動産検索サイトでは大した数字ではないのでしょうが、「どんと!」の様に間取図をすべて一からカラーで作り、内観・外観、そして周辺までの写真を合計で20枚近く掲載している検索サイトにとってはかなりの数です。
他検索サイトとは違い、どんと!では一物件を登録するために、
@間取図のデータ作成
A現地に行き写真撮影
B登録作業とコメント
という手間と時間と移動費を掛けた一連の流れをすべて繁盛屋で行います。
それをする事で初めて一物件の登録が終了します。
その作業をした物件が1000件掲載されている。
※実際は、借主・契約が決まって削除した物件もありますので倍近く登録しています。
しかし「どんと!」が本当に目指しているのは企業登録数は多いが、登録されている物件は0件です。
登録して頂いた物件がどんと!ですべて決まり、「登録したくてもする物件がないよ^^;」、「どんと!に登録すると必ず決まるね!^^」と言って頂ける様にするのが一番の目的。
そのため今後も写真一枚から意識を高めて撮影、サイトの充実、露出度を高め、エンドユーザーに対して登録頂いている企業様の物件の良さがしっかりと伝わるように一物件、一物件を大切に紹介させて頂きます。
「どんと!に登録すれば決まる」と言って頂けるために。
・・・・・・・・・・
さて、お読み頂けた方も、飛ばされた方もいらっしゃるでしょうが、問題は「赤く大きくした部分」と「青く大きくした部分」の文章です。
社員に読んでもらったところ、赤い部分について「何か違和感がある・・・」との言葉。
物件が0になってはサイトとして誰も見てくれなくなる。
なのでちょっと・・・という事でした。
しかし、物件が0になるという事は、お客様にとっては空き物件がすべて埋まる。
売り物件が完売する。
という事で、お客様にとっては嬉しい限りのこと。
なので、繁盛屋としては出来る限り「空き」が無くなる様に、「売り」が無くなる様に最大限の努力をする。
だからこそ最終目標が「登録企業は多く、登録物件は0件」なのです。
が、しかし・・・
どうも誤解される、違和感がある様ではお客様に真意が伝わらないかも知れない・・・
という事で、
しかし「どんと!」が本当に目指しているのは、登録して頂いた物件がどんと!で決まり、「登録したくてもする物件がないよ」と言って頂く様にする。
これが一番の目標です。
と変更しました。
いや、実際のところ物件が少なくなるのは寂しいですが、お客様である不動産会社様にとっては「空きを無くしたい」、「売りたい」という思いで「どんと!」に登録される訳です。
なので少しでも早くエンドユーザーと引き合わせたい。
そして「あの物件は決まりました。削除お願いします^^」と言って頂きたい。
と思っています。
うーん・・・
日本語は難しいですね。^^;
そしてもう一つ。
青い文字の「露出度を高める」ですが、これまた社員数人に聞いたところ、
「どんと!の内部ページを増やす」
と
「どんと!の広告をして沢山の人の目に付くようにする」
という二通りの受け止め方がありました。
私は「広告をして」のつもりで書いたのですが、これまた誤解されると良くないので変えました。
「露出度を高める」と言ったら「よく目に付くようにする」という意味だとばかり思っていましたが、考えてみれば「あの人の服装の露出度は高いね」なんていう言葉がサザエさんを読んでいた際にあった気がしますので、もしかしたら「内部ページを増やして見せるところを多くする」と受け止める人がいてもおかしくない。
うーん・・・
やっぱり日本語は難しいですね。
しかしそう考えるとこの繁盛日記でも、私は「伝わるだろうな」と思って言葉や単語を使っていましたが、恐らく違った形で内容を受け止められている方もいらっしゃる事でしょうね。^^;
以後、気をつけます。^^;
それにしても・・・
今まで「編集者」というのが何のためにいるのかよく分かりませんでしたが、こういう事だったのですね。
第三者の目でその文章を見て判断する。
いつの日か私が偉くなったら、この繁盛日記にも編集者をつけて貰うとしましょう。
うははは^^

■[第1175回] おまけメイン −H20.3.17-(月)−

先週土曜日の話です。
仕事を終え「さて帰ろう」とキーを回す。
すると「シャカシャカ」というのみでエンジンが一向に掛からない。
そうです。
すでに何度も経験しているバッテリー上がり。^^;
車を買ってから約三年半。
昨年秋頃からよくバッテリーが上がるようになり、今回で5回目くらいです。
そしてブースターケーブルをすったもんだ、てんやわんや、大混乱の末取り付けエンジン始動。
帰宅し、そして今朝。
ふと嫌な予感を感じつつキーを回す。
掛からない。orz
お蔭様で繁盛屋を始めてから二度目の遅刻です。(一回目はガス欠)
という事で、本日バッテリーを交換しました!!
いや〜新バッテリーは良いですね。
エンジンの掛かりが違います。
きゅるきゅるぶおおんってなものですよ。ええ。
それにしてもバッテリーって実は高かったのですね。^^;
26000円くらいでした。
まあ、これでエンジンが掛かると考えれば安いものかもしれませんが、イメージでは7〜8000円でしたからね。
ちょっとギクッとしました。
さて、ここまで引っ張っておいて何ですがバッテリーは良いのです。
本日バッテリー交換をしたところがイエローハット。
そこには交換などの時間を潰すための待合室があります。
その待合室には課長島耕作、猪木寛至自伝、松本仁志の遺書・松本などが置いてありました。
そして猪木の本を手に取り日本プロレス脱退の理由などをじっくりと読む。
豊登、上田馬之助、元警察官の木村という悪い奴。
などなど。
そしてふと後ろを向いたら、そこに創業者の鍵山さんの小冊子が沢山置いてありました。
猪木か鍵山さんかと言えば、当然鍵山さんの本を読まねばならない。
という事で、猪木寛至を本棚に戻し、その小冊子を手に取りました。
その小冊子の中身はどうでも良い。
いやどうでも良くはないのですが、良いことが書いてあるのは間違いありません。
私が細かく書くよりも、イエローハットに行けば誰でも読めますので、是非中身が気になる方は手にとってお読み下さい。^^
※言いませんでしたが、もしかしたら店員さんに言えば貰えるかも知れません。
何にせよ鍵山さんは立派な人です。
言葉の節々に気品が漂っています。
きっと辛いことも、苦しいことも乗り越えて人間が磨かれたからなのでしょう。
さて、本日は何を書きたいのかと言いますと・・・
いや、ちょっと書けないですね。^^;
書く気もおきない。
という事で、ここで一旦〆まして「おまけ」で書かせて頂きます。
【おまけ】
お客様にも、関係者にも
みっともない姿を見せる会社
大学の左翼運動の様な会社
にはしたくないですね。^^;
「見苦しい」
これだけは会社として言われたくない。
最後まで気品を守り抜く。
これが日本人の芯に通っている。
だからどんなに言いたい事があっても、悔しくてもスパッと頭を下げる訳です。
赤福だって、白い恋人だって言いたい事は沢山あった。
しかし言い訳なんぞ一切せず、ダダもこねず、朝鮮総連の差し押さえの際の封鎖の様な真似もせず粛々と批判を受け入れた。
気品のある会社であろうとする。
それはどんな状況であろうとも守るべきものだと思います。
また、それが出来ないのであれば、どんなに抗っても必ず周りが見放します。
「みっともない」と言われぬ会社でありたいですね。
しかし○ったなあ・・・。
※○に入るのは「弱」でも「参」でもありませんよ。

■[第1174回] DIJ −H20.3.15-(土)−

本日、第二回DIJ会議が開かれました。
全国からDJが集まる会議です。
いや、違いました。
実は現在繁盛屋で企画している新事業の会議です。
「この為に今週はあった」と言っても過言ではない会議。
無い知恵を絞り、頭を悩ませ、煮詰り今週を過ごしていたら・・・
会議で何の役にも立ちませんでした。
やっぱり凄いですね「人」。
自分ではあまりにも大きな話なので、焦点がぼやけたり、何を決めるべきか見失いつつあったりしたのが、みんなで話すことで鮮明になりました。
単純化できる。
これが何をするにしても一番大事です。
後は、その単純化したものを深くして行くだけ。
これは得意なので心配はありません。
という事で、今週一週間頭を悩ましたものが今はすっきりしています。
普段の営業会議はちょっと違い、営業マンの悩ましている頭をすっきりさせるのが私の役目ですが、今回の場合は私がすっきりしました。
これが「会議」の良いところですね。
第三回DIJ会議は来週の月曜日。
これでもっと方向性が見えて、構想が膨らむ事になります。
やっとこれで骨組みが出来る。
来週はドカンドカンと行きますよー!^^
【おまけ】
福岡県の中学生のニュースを見ました。
あれはまた・・・
凄いですねーーー!!!^^
心労で入院した校長先生・教頭先生には申し訳ないのですが、本当に今時の中学生でああいうタイプの子がいるとは驚きであり、何だかとても懐かしいです。
スクールウォーズの世界ですものね!
山口良治先生の出番ですよ。
しかし凄いなあ。^^;

■[第1173回] 1ドル100円 −H20.3.14-(金)−

本日、日記の更新用に使っていたソフトを元に戻しました。
新しいソフトでやると、書いている時の文字が小さい、訳の分からない機能が沢山ありすぎて下手なボタンを押すととんでもない事になる。
という色々な支障がありまして。^^;
ちなみに10日からこの新ソフトを使用たところ、インターネットエクスプローラーのツールで文字の大きさを変えられなくなりました。
まあ、まずいないとは思うのですが「こんな小さな文字では読めんわい!」という方がいらっしゃるかも知れませんので、来月の日記からは文字の大きさが変えられる様にします。^^;
さて、円高ですね。
というよりもドルが安い。
前回最後に一ドル100円を切ったのが12年ほど前。
その当時は「1ドル100円になってくれれば外国に行った時に計算しやすくて便利だろうな」なんて軽く考えていました。
また、「円高だと海外旅行も安くなるから良いなあ」とも。
しかし今回はさすがに大人になったのか、「1ドル100円を切った」というニュースを見た時は「うおっ!」と叫んでしまいました。
今朝の新聞では「物価高・円高・株安」の三重苦なんて書いてありました。
これまた新聞で読んだ話なので本当かどうか分かりませんが、ドルの価値が1円下がる(円が高くなる)とトヨタの利益が350億円減るとか。
恐るべしですね円高。
当然、現在日本で唯一元気のある大企業は各社軒並みでダメージを受ける訳です。
アメリカから石油だの穀物だのわ輸入しているだけであれば、これは嬉しい事なのですがどうも違う。
ドルを売って、穀物や原油を買う
これを世界のお金持ち?投資家?がやっているそうなので、今回の円高の場合は「海外に行った際に物価が安くなる。うっひゃっほう!」と喜んでいられず、余計に穀物や原油価格が上がるという事を意味している訳です。
もしかして「お札」という魔法の紙の効力が薄れ、「現物」という確実なものでなくては安心できなくなってきたのでしょうか?
だとするとかなり不穏な社会、世界ですね。
しかも食料自給率が40%程度の日本。
「油が日本に入ってこなくなる」というのは、先の大戦の引き金ともなった理由です。
となると・・・
どうしましょう?
今から尖閣諸島を実効支配している中国にケンカの一つでも売って、天然ガスを取り返しますか?
休耕田となっている田んぼを耕したり、宅地に転換して上物が建っているひっくり返しますか?
そんな訳にもいかない。
うーん・・・
どうなるのでしょうかねこの先の世界は?^^;
中国に今更「元の生活にもどれ!」と言っても無理でしょうから、もっともっと石油も穀物も消費するようになるでしょう。
しかも「メタミドホスは日本で入れられた!」なんて、如何にも中国らしい事を言い出す国柄ですからね。
何でも自分が中心の「中華思想」の国ですから、周りの迷惑なんて知ったこっちゃなく、もっともっとと突き進むでしょう。
となると、日本が取るべき何か良い方法は・・・
考えましょう。^^;
とりあえずは「武士は食わねど高楊枝」でしばらくは行くしかないですね。
大丈夫!
日本は強い国ですから、必ず具体的に何かが出来る筈です。
ただ、今の首相しかり、与党しかり、野党しかり見ていると「とても安心してられない」という気がしますけどね。
器が小さいというか、せせこましいというか、何の信念もない自民党、何でも反対すればよいと思っている民主党・・・。
だ、だ、だ、大丈夫ですかね?!;;

■[第1172回] 体力増強作戦 −H20.3.13-(木)−

昨晩の話です。
草木も眠る丑三つ時。
「赤ちゃんも夢を見るのかしら?」なんて声が聞こえてきそうな深夜。
夢の中でお客様訪問をしていました。
社員と待ち合わせをしたスーパーの駐車場に着き、社員が歩いてくる姿を見ていて・・・
現実世界で寝返りをうったのです。
すると直後に激痛。
こむら返りです。
肉離れです。
もう飛び起きました。
恐らくですが衝撃が体を走った瞬間、私の体はベッドから30cmは浮いたと思います。
それ位の痛みでしたから。
私は小学生時代、仮面ライダーの様な腹筋が出来たほど水泳をしていました。
なので肉離れには慣れっこです。
という事で、自分で足の親指を掴もうとする・・・。
届かない。orz
生来の体の硬さと、浮き輪でも付けているかのような腹が邪魔をしています。
なので「奥の手だ!」と腕立て伏せをする姿勢となり、親指を立てにして「グッ」と肉離れを治そうと試みる・・・。
ベッドが柔らかくて何の意味もなし。orz
しかし続く激痛。
やむなく、これでも多少は効果があるだろうと諦めてあぐらをかき、そこで親指をグイッとやった次第です。
すると不思議とこれが効きました。
スーッと痛みが取れて行く。
その後の事はよく覚えておりません。
その胡坐をかいたまま眠ったのか、ヤレヤレと言いながら眠ったのか、折角起きたから今から毎朝恒例のジョギングでも行くか!中年太りを最近は「メタボ」なんて小洒落た言い方をして促進している様だがワシは決してそんな風にはならんぞ!と思いつつ眠ったのか。
そして今度は通常の目覚め。
上越へ行く社員を送り出すためにいつもより早く準備をし出発。
事務所へ到着してから、ふとバンに人から「もし使うならどうぞ」と言われて、持ってきた簡易印刷機が乗っている事を思い出しました。
車へ運んだ社員より相当重いと聞いていたので「みんなで運ぼう!」と声を掛け、いざ二階の事務所へ!と持とうとした瞬間・・・
あまりの重さにびっくりしました。
こう見えても私は、酒屋時代にビール大瓶3ケースを一度に3階まで長い階段を駆け上がり、そして片手で鍵を開け、扉を開き、ベランダに置いていた程の村一番の力持ちです。
そんじょそこらの怪力無双とは違うのです。
そんな私がいくら動かそうとしてもピクリともしない。
周りの社員を見渡せば、みんながみんな「貧弱な坊や」と呼ばれ、ブルーワーカーをクリスマスプレゼントに渡されそうな者ばかり。
嘘です。
若さが違うので何とか四人で運べるかと思い、よいしょ!との掛け声で持ちました。
その瞬間に悟りました。
「これは無理だ。orz」と。
四人で持っている分には大して問題はないのですが、階段への扉をくぐる際には一人になります。
一人しか通れない幅なので。
また、その後長い階段を上る。
ほぼ一人の力でやらなくてはならない。
しかも一度でもミスを犯せば、下から押し上げる社員が潰れてもおかしくない。
という事で、粛々と元の位置に戻し「返品」を心に決めたのでした。
さて、本日何故この様な日記を書いたのか?と言いますと・・・
やっぱり体力はそこそこ必要ですね。^^;
私は常日頃から、箸とペンを持つ筋力とハンドルを握る握力と、アクセルとブレーキペダルを踏む脚力さえあれば人生を送るのに困ることはないと信じていましたが、今回のことで心を改めました。
とりあえず本日からはお椀も持つ事にします。
それにしてもその簡易印刷機の重量は115kg。
大した事なさそうですが、持つ場所がなく、形もいびつなのでかなりの重さです。
100kgまでなら一人で持てるんですけどねぇ。
うはははは^^

■[第1171回] 新銀行新潟 −H20.3.12-(水)−

「新銀行東京」
あれ良いですね。
「3ヵ月?半年?潰れないならいくらでも貸しだせ!」だの
「たくさん貸し出した人にはボーナスを出す!」だの
という大胆不敵な振る舞い。
是非とも新潟にも「新銀行新潟」を作って、50億円くらい貸してもらいたいところです。
しかしこの貸付方法は、昔の光通信が「ベンチャー企業」と名の付くものなら、いくらでも貸し出したのと似ていますね。
ただ、光通信は結果としてこれで利益が出たのですから、そう考えるとその当時のベンチャー企業バブルというのは相当なものがあったのでしょう。
実際のところ、現在のネット系のベンチャー企業を見ているとあまりににも脆弱な感じがします。
業務内容が一過性のものでしかないというか。
例えばミクシィなんてどうなのでしょうかね?
あれは今はまだまだやっている人がいるので広告収入がありますが、あれ以上に何か心を掴むサービスが始まり、そちらに人が移っていったとしたら、広告収入は激減するでしょう。
となると、「ミクシィ」というサービスのみでやっている企業は次の一手が出ません。
しかも「ミクシィ」がこれからも日本人の生活に組み込まれるかと考えると、どう考えてもそれはない。
ブログなんかも同様です。
もっと良いサービスが開始したら、ブログが主となっている企業はどうしようもない。
流行だけで商売をするのは難しいですからね。
それを成り立たせるためには、常に流行を作り続けなくてはならない。
この「流行」というのは一度や二度は掴めても、毎回毎回なんて掴めませんから。
それでも生き残るためには相当な体力が必要です。
例えばその会社は大企業の子会社だとか、豊富な資金があって次のヒットまで耐えられるとか。
ユニクロが一時期苦しんだのはこれですからね。
社長は「まずい。流行り過ぎている」と弱っていたとの事です。
それと、最近読んだ本の中で、「いくらでも売れる!」と言って強気に攻めると必ず最後は駄目になってしまうそうです。
「いくらでも売れる!」という時は抑える位でなくてはならない。
急激な右肩上がりというのは必ず突然崩壊するそうです。
そう考えると、しっかりと地に足の付いた業種を選び、その上で変革をし続けて行くのが企業にとっては何よりも大事なのですね。
世の中に一発逆転はない。
常にコツコツと地道に足元を固めて行き、そして一所懸命になって飛べば手が届くところを目指し続ける。
そんな会社に繁盛屋はなります。

■[第1170回] 選ばれるために −H20.3.11-(火)−

何かを選ぶ際には必ず理由があって選択をします。
特に理由がなく「何となく・・・」と思って選んだつもりでも、実は何かしらの理由を見つけて選んでいる。
ではその「何となく・・・」と思った理由は何なのか?
これをですね、本日とことん質問を投げかけて突き詰めていきました。
途中何度「しつこい!」と睨まれた事でしょう・・・。
挫けそうになりました。
が、しかし!
そんな冷たい視線は無視して貫き通す!!
何故ならば、その何となくを科学的に分解して行く事が、人類の未来にとって、科学の進歩にとって大事です。
また、それが科学者である私の使命だからです。
(いや私は科学者ではありませんが。)
という事で、どんどん突き詰めて行きました。
何段階も何段階も。
最後は「サイコロを振って決める」という所まで。
例えばですね、「異性を選ぶ時にどこを見て決めますか?」という質問をする。
答えが「性格」だったとする。
「では同じ性格の人ばかりだったらどうしますか?」という質問をする。
答えが「顔」だったとする。
「では同じ顔ばかりだったらどうしますか?」という質問をする。
答えが「財産」だったとする。
「では同じ財産だっらどうしますか?」という質問をする。
これを繰り返していくと、自分の中でのその選択肢における重要度がまず分かる。
また、「何となく・・・」と普段ならば片付けるところが、実は理由があって選んでいるというのが分かってきます。
この「選ぶ際の理由」がとても重要です。
これをすべてクリアーしてしまえば、まず現時点では理想の形となる。
がしかし、ここで終わっては意味がありません。
この条件をすべて満たしたとしても、それだけでは人は「理想通り!」と言って選びはしないのです。
実はこの出てきた理由というのはすべて「最低条件」なのですよね。
これは「当たり前」の事であって、人が進んで選ぶ理由にはならない。
この条件をクリアした上で、そこに二つはプラスしたものがなくては、人は選択肢が無限にある時には選んではくれないのです。
よく聞く話ですが、
市場調査をして「どこが不満ですか?」と聞いて回る。
その不満をすべて無くした商品を売り出したとする。
そして結果はというと・・・全然売れない。
不満をすべて無くしても、それは「満足」にはならないのです。
それはあくまでも最低限をクリアしただけであって、そこに一つも二つも上を行った機能なり、驚きがなくては「満足」とはならない。
オリジナルを作り出し、選ばれるために大事なことは「まずは最低限を知る」、そしてそこから一つ二つ上を行く商品なり、サービスを作る必要があります。
という事で、社員諸君。
また身近にいる諸君(?)
まずは「最低限」をひねり出し、その上で「選ばれる商品」を作って行きましょう。
頭は使うためにあります。
パンクするまで使いましょう。
大丈夫です。
パンクしても
一晩寝たら直っています。
安心してパンクさせて下さい。
[おまけ]
あの・・言い訳する訳ではないのですが、昨日からこの日記を書く際のHP製作ソフトが変わったんですよ。
表示されている画面が今まではとちょっと雰囲気が違うもので、何となく自分の中で今までの日記と同じ感覚で書けないでいるんですよね。
もう1〜2日しましたら慣れると思いますので、ご容赦下さい。^^;
どうも文章をまとめるのが難しいです。
まあ大した文章でも、量でもないのですけどね・・・。
えへへへ^^;

■[第1169回] これまた悲喜交々 −H20.3.10-(月)−

めでたい!!
が・・・
寂しいorz
しかし
男は笑顔で送り出す。
そして、その後も良い関係を築いて行きたいですね。
そして、そして・・・
「必ず人生の中で自慢のできる会社にして行こう!!!」
そんな事を思った今日の昼下がりの午後でした。

■[第1168回] 合格発表 −H20.3.7-(金)−

明日は遂に新大の合格発表です。
今年は大学の合格発表日には必ず校門前などで「どんと!」のチラシを配っています。
がしかし・・・
どうも私がイメージしている、
大勢が合格者が貼り出された掲示板の前に立っている。
悲喜交々な風景。
そして中には胴上げなんぞも。
という事がありません。
パラリパラリと親の車で見に来た学生服の子。
友達と二人で見に来る子。
がいる程度。
本当に今日は合格発表?
合格者いるよね???
と思うほど人が来ません。
ですが、今回の新潟大学は違う筈です。
何せ合格者が1800人位ですか?
きっと胴上げがあったり、渡し切れないほどの人が人波が来る筈です!
なのですが・・・
残念ながら明日は私は法事のため行けません。orz
せっかく全社員で気合のビラ配りの予定だったのに。;;
まあ、社員達が私の分まで合格発表の気分を味わってくれる事でしょう。
報告が楽しみです。^^

■[第1167回] 順番が大事 −H20.3.6-(木)−

本日はある秘密倶楽部の会合です。
なので早目の更新をば。
昨日、吉田松陰の年表を作っていました。
次回の研修会の資料です。
何度も本を読み返し、かなり詳しく知っていたつもりでしたが、作っている途中で「へー」と思うことがしばしば。
本を読んでいる時は印象的なシーンはいつまでも残りますが、さらっと流されたところはあまり記憶に残らない。
なので年表を作っているとなるほどなあ・・・。
知らなかったなあ・・・。
という事が多々ある。
露西亜の軍艦に乗り込もうと長崎に行った。
その日が10月27日。
そして処刑された日も10月27日。
ほほう。
と思いました。
まあ、これはどうでも良いことですが、長崎でも乗ろうとしたのは何となく知っていた様な、知らなかった様な。
もし露西亜の軍艦が出向していなかったらどうなっていましたかね?
露西亜の姑息な感じからすると、「喜んで!」と連れて行きそうな気もするし、逆に「これでイメージアップが出来る」と突き出していそうな気もするし、近付いただけでビックリして撃ち殺しそうな気もするし。
まあ、歴史は「if」がないから素晴らしいので、ここは考えるところではないのですがね。^^;
しかしこうやってある程度知識があった上で年表を見ると面白いですね。
より人物像が浮かぶというか。
学校の教科書もまず人物ありきで教え、そして最後に年表で教えるとより深く頭に入る気がします。
まあ、おそらく「年表を叩き込む」という教育姿勢になった時の、それを決めた人達というのは人物を知っていたのでそれでもかまわないと思ったのでしょうね。
自分は基本を知っていますから。
という事で、私の作った年表が見たい方はコチラへご参加下さい。

参加者お待ちしております。
【おまけ】
ところで吉田松陰を知っていますよね?
そうです。
織田信長の下で軍団長となり四国を攻めた武将です。
えっ?
バカにするな?^^;
はい。
そうです。
源義経が奥州で配下にした武将ですよね。
弁慶と共に最後まで義経に忠義を尽くした素晴らしい人物です。
あれ?
何ですかその目は?
やっぱりばれましたか・・・
そうです。
四十七士で堀部安兵衛と共に剣の腕が優れていると評判だった赤穂浪士の一人ですよね。

■[第1166回] 兵は神速を尊ぶ −H20.3.5-(水)−

今朝もあったキッコーマン社長の話ですが・・・
どうやら経営に対する話や、企業戦略などの話は触れずに、このまま「社長の友達紹介シリーズ」が続きそうな気配です。
昨日はアメリカの友人でこんな人がいるよ。良い人だよ。
という様な内容。
本日は日本で経済同友会に入ったよ。理事とかしたよ。友達はこんな人だよ。
という様な内容。
新聞記者も頼んだ手前、「僕の交遊録がテーマではないのでもう少し中身のある話しを書いて下さい。;;」とは頼めないのでしょう。
相当、担当はじれじれしているでしょうね。
心中お察し申し上げます。
さて、「戦い」の鉄則として敵の首が取れる時があったら、その場で取らなくてはなりません。
余裕を見せていると逆に寝首を掛かれる事がしばしばあります。
「窮鼠猫を噛む」ですね。
未だに三国志で赤壁の戦いに敗れた曹操が逃げ延びた際に、諸葛良孔明が関羽を最後に配置したのが納得行きません。
張飛あたりを最後に配置しておけばその後の三国志の歴史も大分変わったでしょうに・・・。
いや、孔明は誰を配置しても曹操は生き延びるので、関羽に恩返しをさせておこうと星を見て判断したのかな?
実際に「最後まで追い詰めなくても良い」と言って鉾を収めて成功したのは、信長が長篠の戦いにおいて最後まで攻めきらず武田勝頼を
自滅させた例くらいです。
今無理攻めをした時の損害と、次に戦う時はもっと損害を少なくして勝てる。
復活するまでの間にはもっと自分は強くなる。
と確信していたのでしょう。
※実際のところ、歴史書に書いてある様な「勝頼が自滅する」とまでは予想していなかったと思います。
信長の様な天才であればその判断は付くでしょうが、普通の人ではその判断は無理です。
いつでも倒せる。
もう勝ったも同然。
勝利疑いなし。
といくら言っても、勝負というのは最後の最後まで分かりませんからね。
いつでも倒せたとしてもまだ倒していない。
同然ではあるが勝ってはいない。
疑いなくても勝ってはいない。
という事ですから、勝てる時には勝っておかなくてはならない。
そこで初めて「勝った」となるのです。
なので、信長より勝っているとでも思わない限りは勝つ時に勝っておくのが大事ですね。
【おまけ】
すみません。
本日の日記は歴史を知らない人には、まったく例えが分からないですよね。^^;
三国志というのは、吉川栄治が書いた本をあの鉄人28号を書いた横山光輝が漫画化した名作です。
私が歴史が面白いと思う切っ掛けとなった本です。
織田信長は日本史上最高の天才と呼ばれる人物です。
赤壁の戦いの話を説明しようと思うと、小説で4巻分、マンガで30巻分は書かなくてはならなくなるので控えます。
また、長篠の戦いについて説明しようと思ったら、端折って端折ってでも日記三日分にはなりますのでちらも控えます。
まあ、機会がありましたら是非何かの歴史小説でも手にとってお読み下さい。^^
そこには素晴らしい知識も知恵も教訓も含まれていますので。
そして・・・
本日何故こんな話を書いたかと言うのも、日記三日分にはなりそうですので控えます。
とりあえず、「勝てる時に勝っておく」という事が大事だと書きたかっただけなのです。^^;
まあ、仕事でも何でもそうですが、調子が良い時にその調子を活かさないと、不調になった時に痛い目にあいますからね。
不調のための好調であり、好調のための不調であるという事です。
うん。
余計に訳の分からない日記になったな・・・。
えへへへ^^;

■[第1165回] 火曜日 −H20.3.4-(火)−

昨日の日記の恩田杢の漢字が間違っていると社員より指摘がありました。orz
最初は「杢」だと思ったのですが、ネットで調べてみたら「木工」という本が何冊も出ていたのでそっちを書いてしまいました。
今は反省しています。
さて、不思議と火曜日の産経新聞が面白いです。
一面からじっくりと読んで行き、そろそろ朝の準備に取り掛かろうかな?という頃に「松下幸之助伝」が一面にドカン!とある。
これをじっくりと読むのが毎週の楽しみです。
松下幸之助の考え方や行動をあまり神格化せずに書いてある。
妾がいただの、三洋電機を作った元部下を呼び出して叱り付けて逆にねじ込まれたりしただの、VHSの方が性能が悪くても屁理屈を付けてソニーに対抗しようとしただの。
先週はダイエーとの戦い編でした。
ダイエー創業者の中内功の「商品の価格は消費者が決める」というポリシーに対して、「商品には適正価格がある。製造者に利益が出てこそ次の商品を開発できて世の中を便利にしていける」という松下幸之助のポリシーのぶつかり合い。
これは読んでいて考えさせられました。
ダイエーの言い分も分かる。
消費者が買いたくなる値段、消費者が求める値段が優先される。
しかし松下の言い分も分かる。
製造者が次の商品を開発するためにも適正価格がある。
これがまあ、繁盛屋の看板の様に発注後に製作する商品であれば、この両方の言い分の対応は可能です。
予算をお聞きし、その予算内でこちらにも利益が出る仕様を考えて提案できますから。
(暴利じゃないですよ)
しかし松下の作る製品は完成品として販売している訳です。
当然、企業努力の必要な部分もありますが、それでも暴利を貪ろうとしている値段ではない。
ただ、どうしても高くなる。
その商品に対して「高い!」とダイエーは言う訳です。
「その金額では消費者は動かないよ」と。
これは松下にとっては切ない話です。
消費者を教育していくのも、こういった会社には必要ですからね。
考えてみても、私は大分前の日記で液晶テレビやプラズマテレビに対して「今どき何十万円も出してテレビを買う人の気が知れない」と書きました。
ジャスコで21インチだったか、29インチだったかが5万円もせずに売っているのを見て書いた日記です。
が、しかし・・・
その後、大型プラズマテレビを購入。
何十万もしました。
と言ってもかなり下の方の「何十万」ですけどね。
これは私が教育された結果でしょう。
※ちなみにメーカーは松下でした。
消費者がすべて正しい訳がない。
消費者の考える事は基本的には「とにかく安く」です。
「安く、安く」だけを考え、それだけが追い求められると、現在の日本では冷凍餃子の様にならざるを得ない。
話はそれますが、日本人は当然の様に今まで日本製を使って来たので、どんなに安くても「ある一定の品質は保たれている」と、無意識に考えていしまいます。
なので「安ければ安いほど良い」となる。
ですが最近では中国製品などの外国製品が増えた事で、この常識が崩れ始めている。
実際、ある大型書店で買ったDVD再生機なんて数千円で買えます。
そしてそのプレイヤーの壊れる速度と来た日には、「さすが3000円でおつりが来るだけあるな!」と納得してしまうという程の大した代物です。
他にも最近は昔に比べて寿命が短いものが多くないですか?
そして
この値段で出されるものを本当に食べて大丈夫?
という食品というか料理(?)というか食べ物も多い。
「でも安いからOK!」となっている。
果たしてこれは「安物買いの銭失い」となってはいないか?
どうなのでしょうね?
さて、ダイエーの言い分。
松下の言い分。
これはどちらもよく分かります。
ですが、私はどちらかと言えば松下派です。
商品には必ず適正価格というものがあると思っていますから。
消費者の希望だけを聞いていたら、とてもじゃないですが商売なんて成り立ちませんからね。
ただし、消費者が納得する料金設定になる様な企業努力は必要です。
これをした上での適正価格ですからね。
企業努力が前提の話です。
それに対して「高い!」と思った消費者は買わなければ良いだけの話です。
それでも「欲しい!」と思った消費者が買えば良いのです。
「欲しい!」という人が多くなれば、自然と量産が出来るようになり値段も安くなりますからね。
という事で、色々と勉強になる火曜日の新聞です。
しかも本日からキッコーマンの社長の話がスタートしました。
これは大分短いのですが、それでも面白そうです。
さて、明日は何を考えさせられるか新聞が届くのが楽しみです。^^
【追伸】
繁盛屋の仕事の話で何なのですが、合い見積りを出す時がよくあります。
この合い見積り。
勝つ時もあれば、負ける時もある。
この「負ける時」の理由というのが面白いもので、必ず「一社だけべらぼうに安い見積りがあったのでそこにお願いする事にしました」というのが殆ど。
その場では「あーそうですかぁ。残念です^^;」と言い、「ちなみにどれ位の金額でしたか?」と聞くと、これまたうちの原価の遥か下を行っている。
そして「うちが外注で頼みたいくらいの金額ですね。^^;」と話して終わるのですが、いつも「本当にその金額で作ったもので大丈夫なのかなあ???」と心配になります。
いや、中には凄い企業努力をして考えられない程の金額で出せる会社もあるでしょう。
しかし、そのびっくりする見積りを出した会社すべてがその通りかどうかは分からない。
最初の見た目は同じでも、その後も同じかどうか???
実際、「安くする方法」なんていくらでもあるのですよ。
お客様は素人ですからね。
材質も分からない。
施工も分からない。
なのでべらぼうに安く出そうと思ったらちょろいものです。
「それでもとにかく安い方が良い!」というのであれば話は別ですが、「安さ」だけを求めていると本当に「安物買いの銭失い」になりかねません。
これが失われるのが「銭」だけであれば大した額ではないのでまあ良いのでしょうが、「信用」であったり「命」であった日には目も当てられない。
「安さ」には必ず理由がありますからね。
素人でもよく分かる理由が。
という事で、「適正価格」を見極めて行かなくてはならないと思う今日この頃です。

■[第1164回] 一つだけ仲間はずれ −H20.3.3-(月)−

繁盛屋の社員に一ヶ月半ほど動物性たんぱく質を一切摂らなかったという男がいます。
仏門に入っていた訳でも、天竺に有難いお経を取りに行っていた訳でもありません。
何やら節約しなくてはならない理由があったらしく、毎日おにぎりとフリカケと実家から送られてきた野菜を食べていたそうです。
これがダイエットのためとかいう軟弱な理由であればケシカラン話ですが、節約のために一ヵ月半もの間、肉も魚も食べなかったとの話。
その根性が立派です。
私と一緒に外出し、食堂に入ろうと車を停めると「弁当を持ってきていますので」と言って車内に残る社員。
現在はほぼ独身なので愛情の籠もった弁当ではなく、朝自分が握ったおにぎり。
それにごま塩を振りかけて食べる。
たまたま一緒に出た時がそうなのかと思っていたら、実は三食それです。
江戸時代の百姓ほどではないものの、この食べ物が溢れている日本でこの立派さは何でしょう。
さて、その精神は立派なのですが、残念ながら目に見えて覇気が無くなって行きました。
何と言うのでしょう「腹の底からうぉぉぉおおっっっ!!!!」と叫びそうにもない感じ。
ちょっと影も薄くなり、仙人の様です。
という事で、私が家からさんまの蒲焼の缶詰だの、カレーライスのレトルトパックだの、シーチキンだのと持ち出し、「節約も分かるが頼むから仕事のために、この動物性タンパク質を摂ってくれ。;;」と泣いて頼んだ次第です。
その後は信念を曲げて動物性たんぱく質も摂ってくれている様で、目に見えて活力が湧いてきているのが分かります。
やはり動物性たんぱく質は大事ですね。
何せ本能が求めますからね。
さて、何故こんな話を書いたかと言いますと、先日のU会で「恩田杢」という松代藩の家老の話が出ました。
藩の財政を立て直すために、一汁一菜どころか一汁だけにすると決めた。
そして自分自身が質素倹約を旨としている事を知らしめるために、親戚一同、家族とも縁を切る覚悟を決める。
自分がいくら質素倹約しても、親戚の中で一人でも贅沢をしている者がいれば周りは「なんだ。結局口だけか」と思ってしまうからだそうです。
そして家族も親戚一同も「決して贅沢はしないからそれだけは止めてくれ」と誓い、藩の財政が良くなるまでやったとの事。
それを聞いていて、そして以前見た社員の姿を思い出して、その志は雲泥の差はあるもの何だか不思議と二人とも格好良く思えました。
本能を抑えるというのは不思議と格好良く映るものなのですね。
私も格好良い男になるために何か一つを抑えるとします。
【おまけ】
それにしても「節約」となると最初に削られるのは食費なのですね。
人間の三大本能で一番強い、または弱いのですかね?
いや、これは違うな。
お金が掛かるのが食欲だけだからですね。(普通は)

■[第1163回] 厚さ・数=喜び −H20.3.1-(土)−

本日は会長による社内勉強会というか、研修会というか、お寿司を食べる会というか、愉快というか、「U会」が開かれました。
月に一度。
これから何十回もやると断言していました。
一年に12回。
何十回という事はまあ最低でも50〜60回はやららなくて何十回にはなりません。
という事はその頃会長の歳は・・・
ふむ。
まだまだ出来そうですね。
是非とも「何百回」との宣言をして貰いたい所です。
という事で締めようと思ったのですが、左のカレンダーと呼べは良いのかどうか分かりませんがメニューバーより短いと「まだ下に何かあるのではないか?」と下まで見る人がいるかも知れませんので、何とかネタをひねり出して書くとしましょう。
うーん・・・
うーーん・・・・
今朝の新聞に何かふざけた話が書いてあって「これを書こう!」と思ったのですが、一日過ごしている間に、HP製作や今後の段取りなどで頭が一杯になってはじき出されてしまった様です。^^;
そうだ!
良いネタがありました。
昨日は社員の読書感想文提出日であり、本日それを読みコメントを書いていました。
そして書き終えた後、一人ずつの机に置いたり渡したのですが、不思議なもので女性二人が「剣豪」の小説を読んで感想文を書いていました。
男は何故かお勧めの歴史本ではなく、現代ロマン的なものであったり、分析本であったり、マニュアル本みたいな感じ。
男こそ「歴史本を読めば、たまらなく何かをしたくなる」と思うのですが、まあ読んでいないのだから仕方が無い。
さて、その剣豪は「宮本武蔵」と「柳生十兵衛」です。
その感想文を読んでいると、どうも私の中の人物像と違う。
読んだ感想文の感じでは「人間」というものが伝わってない様子。
これは何故か?と考えてみました。
それは最近の歴史小説家の本を読んでいるからなのですよね。
または浅い人物像をかき集めた本。
最近の歴史小説家の書く本は、こう言っては失礼なのですが、どうもどれを読んでも底が浅い。
人物像も時代背景もしっかりと浮かび上がってこない。
小さな話を大きくしたり、本当のフィクションを作りあげている。
この理由は恐らくですが、今の歴史小説を書いている人達は当然の様に過去の名作の歴史小説を読んでいる訳です。
そして同じ人物、出来事を別の見方、展開にしなくては小説を書く意味が無い。
という事で、過去の歴史小説が基本だとすると応用の本を書いている感じです。
これが基本を読んだ事が無い人にとっては、ちっとも面白い本にはならない。
いきなり応用話をされても基本が出来ていなくては何も伝わらない。
まあ、基本とされる本が名作過ぎるという事もあるのでしょうが、それにしても「これでは歴史離れが進む訳だ」という程面白くも無ければ、為にもならない。
私は鬼平犯科帳などに代表される時代劇ものの歴史本は殆ど読んだ事がありません。
20代前半の頃に歴史もので目ぼしい本を読みつくしてしまい、「これは為になるか?」と買って読んだのですが、ただのドラマでまったく何も感じませんでした。
いや、人情話という部分では面白いのですが、これは「歴史もの」ではなく「時代もの」なのですよね。
私は歴史の流れ、そにでの人生というものが知りたくて読んでいるので、どうも面白くない。^^;
という事で、是非歴史ものを読む時は最近の作家の応用本ではなく、基本となる様な歴史作家の本を読む事をお勧め致します。
司馬遼太郎、南条範夫がお勧めです。
ただ、そう言って社員に勧めたところ「司馬遼太郎の本は長いんですよね・・・上中下とか、8巻とかあって・・・」と敬遠しておりました。
しかし一度読んで感動を味わえば「巻数が多い」と言うのが、どれだけ嬉しい事か分かると思うのですけどね。
竜馬が行くなんて8巻を読み始めると「あぁ・・もうすぐ終わっちゃう;;」と切なくなりますからね。;;
まあ、司馬遼太郎の長い本で駄作なのは「翔ぶが如く」くらいでしょう。
あれは最後まで司馬遼太郎が西郷隆盛の人物像を掴めなかった様で、ただの年表を追うだけの本ですから。
「歳月」の厚さを見るとちょっと感動しますよ。
しかも中身がまた良いんですよ。
明治維新後の佐賀藩というか、江藤新平の生き様が良くて。
そして何より時代というのはこういう様に流れるのか・・・とよく分かる本です。
うん。
何だか歳月が読みたくなってきました。
また読むとします。
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