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■[第312回] 吉野家 −H16.9.30(木)−

昨晩、早速「吉野家の経済学」を読みました。なかなか面白かったです。
読み終えた後は、何だか頭の回転が速くなってしまったのか、興奮したのか、その後に「出雲の鷹」を読んでもなかなか寝付けないほどでした。
吉野家って「西武グループの一員」みたいなものだったのですねえ。(株主を確認したところ違うみたいですが)
どうもあの本だけでは分かりませんが、吉野家の創業者とその息子の社長は会社が倒産した際に引退したみたいです。
まあ、そんなお家騒動はどうでも良いのですが、牛丼一杯280円には色々な秘密が隠されていたんですね。
仕入れコスト削減はもちろん、店舗から厨房機器までの統一化、効率的な配送、そして本部との直結したネットワークによる人員の配置・・・。
確かに280円で販売するために色々考えたというのがよく分かりました。
「出来るなら最初からしてくれよ!」と思っていましたが、その「出来る様になるまで」が大変だったみたいです。
(それでも「デフレになったから」という理由で始めるのは、やはり「企業として如何なものか?」とは思っていますが)
それにしても、さすが「学」と付くだけあって、何かの方程式を読んでいる様な感じでした。
「ここがこうなるからこうなって、こうなるからこうなる、それによってこれがこうなるのでこういう結果になる」という様な内容が多く書いてある。
「客の動向をどう読むか」、「客はいくらの金額で引き付けられるか」という様な事で、客の深層心理を読んだ上で企業としてどの様な手を打つかという、テクニックとしてはとても勉強になる本でした。
ただ、ひとつだけ残念なのは、「お客様のために考えた」という部分が、この本からは伝わって来ませんでした。
タイトルからしてそういう内容の本ではないのは当然ですが、それでも少し位は、吉野家の経済学のバックボーンは「お客様のために」というものがあるのですよ。と書いて欲しかったですね。
例えば、280円という価格設定にしても「近頃の会社員の一日の昼食代が300円だから」という事からのスタートと書いてあります。
そして300円時代にコンビニに負けないためにとの事。
この書き方も、「その会社員の方々がお腹一杯食べてもらえる様に」と書いた方が、読んでいる私としては「さすが大企業!」と感じて気持ち良かったのですが・・・。
まあこれは、私のただの我儘ですね。えへへへ
本の中で良い言葉がありました。
安部社長は「ブランドだけが永遠だよ」とジョナサンの社長から言われそうです。
そして「SONY」というブランドがある。
ウォークマンを作ったからブランドになったのではない。
プレイステーションを作ったからでもない。
常に新しい、ソニーらしいものを作り続ける企業だからブランドになった。
そのページを読んだ時に「企業の目指すものはそうあるべきだ!」と強く思いました。
繁盛屋も「看板を作るから、印刷をするから、店舗を作るから」では無く、「繁盛屋だから」というものを作り、そして社会に役立つ企業となる。
道は険しいですが、モノマネをしている春一番の言葉を胸に頑張ります。
そしておまけにもう一つ。
安部社長(当時は幹部社員)は倒産後に吉野家の出店計画を立てた時に、達成率よりも成功率を考えたそうです。
達成率は、出店目標に対しどれだけ出来できたか。
成功率は、出店した際にどれだけの割合で成功したか。
この成功率を重視した時にすごいのが、失敗した店舗のダメージを重視した事です。
出店目標に対し100%出店したとする。
その時に20%失敗した。
となると、成功率は80%になるというかと言うと、失敗のダメージなどを計算して行くと50%位になってしまう。
という事で、成長よりも成功を重視して計画を立てたそうです。
※まあ、その後はその安定志向が定着してしまったので、現在は改革を進めているそうですが。
これを読んだ時に思わずペンに手が伸びて、ついつい成功を重視している事に気付きました。
「大きな成長」よりも「小さな成功」に満足している。
やはり目指すは「大きな成長、大きな成功」ですね。
いや短気な私は「大きな成長」なんて言うと、「急成長」と勘違いしてしまいそうですので、「ゆっくりとした成長」で「大きな成功」を目指します。
さて、今は「鈴木敏文の統計心理学」を読み始めました。
決してこの本を読む順番は、「学」の付く「嫌いなものからさっさと片付けてしまおう」という訳ではないですよ・・・

■[第311回] 仕事本 −H16.9.29(水)−

先日インターネットで注文した本が届きました。
「帝国ホテル感動のサービス」、「鈴木敏文の統計心理学」、「吉野家の経済学」の3冊です。
これは、先日コンサルタントの話を聞かせて頂きに行った際に「良書」として勧められていた本です。
正直なところ、「帝国ホテル」以外はあまり興味が無かったのですが、とりあえず読んでみようかなと思いました。
タイトルに「学」が付くとダメなのでしょうか・・・。えへへ
しかしこういった「仕事・経営本」を読む度に思うのですが、何故あんなに短時間で読み終えられるものばかりなのでしょうか?
大体一冊あたり2時間もあれば読み終ります。
それに比べて歴史物となると最低でも3日、長ければ一週間は掛かってしまいます。
この違いは何なのか?と私なりに考えてみました。
多分、「仕事・経営本」には大きな世界観も無く、これと言った流れも無く、独り言を聞いている様なものなので、簡単なのかもしれません。
歴史物となるとそうは行きません。
大きな歴史の流れがあり、世界観を掴まなくてはならず、登場人物も多い。
その上、その人物一人一人の行動をしっかりと把握しなければ話を理解出来ない。
「仕事・経営本」というのは、仕事のテクニックや、仕事をする際の参考にはなりますが、実際に人として生きて行くためのものにはなり得ません。
なので、ある程度は読むのも簡単なのでしょうし、何度も繰り返し読みたいという本が無いのでしょう。
かと言って、読む必要が無い訳でもありません。
私も二十代の前半〜中頃までは毎日の様に色々な経営者の方々の本を読みました。
本田総一郎、井深大、松下幸之助、稲盛和夫・・・。
しかしどうも最近は小手先ばかりの本が多くて読む気になりません。
正直なところ「言葉が薄い」のですよね。
ただ、今回購入した本には多少期待しています。
「どれだけ学べるか」がとても楽しみです。
読み終えましたらまた感想を書きますね。
それにしてもインターネットで本が買えるのは非常に便利ですね。
決まった本を買う場合は、探す手間の省けるインターネットに限ります。
ただ残念ながら、特に読みたい本が決まっていない時に、本屋さんで当ても無くブラブラして「面白そうだ」と思った本を手に取る楽しみはありませんが。
読みたい本が常に決まっている訳ではないですからねえ。

■[第310回] 山中鹿之助 −H16.9.28(火)−

ここ数日、色々と繁盛屋の仕事について考えています。
と言っても、何か問題が発生した訳でもありませんし、早急に何かしなくてはならない訳でもありません。
9月も間もなく終わり、今期が始まってから6ヶ月が過ぎました。
現在のところ、目標に対して順調に行っており、残りの半期もある程度の予測も立ちました。
どうも「何も問題の無い」というのが私は苦手です。
「問題が無い」というと変ですが、正確に言うと「課題が無いとダメ」という事です。
私は生粋の怠け者ですので、課題を常に自分に課していかないとあっという間にロクデナシになってしまいます。
また、繁盛屋としても「人・仕事・会社」を見た時に、「そろそろ次を考える」という時期にも来ています。
という事で、繁盛屋の今後のために「新しい何か」を始めるつもりです。
「安定・安心は敵」と、常に挑戦して行きます。
ちなみにまったく関係ありませんが、現在「山中鹿之助」の本を読んでいます。
月山に向かって「我に七難八苦を与え給え」と願ったというのは有名な話ですが、本を読むまでは、どの様な思いからそう願ったのかは不明でした。
読んでみて、「困難を乗り越える度に強くなれるから」という事が分かりました。
そしてその後、尼子の家を再興するために努力し、最後は残念ながら願い叶いませんでしたが、男として非常に格好良い生き方をしたと思っています。
イメージとしては「山岡鉄舟」に似ています。
ただ、まだ最後まで読んでいないので分かりませんが、私はどこか山中鹿之助に不満を感じています。
「我に七難八苦を与え給え」は良いです。
しかしその七難八苦はあくまでも、山中鹿之助が「自分のため」に願ったものです。
どうも自分が強くなりたい(精神的に)という思いが優先している。
そして、武士として如何にあるべきか?という思いが強すぎる。
確かに男としては格好良く、「そうありたい」と思いますが、ただそこが強すぎたために、山中鹿之助と言えば「我に七難八苦を与え給え」しか残らなかったのではないか?と思います。
一人の武士としては魅力的ですが、戦国時代の武将としては私はどこか物足りない気がしています。
※まだ途中ですので、読み終えた後は違う感想になるかもしれませんが。

■[第309回] 信用の問題 −H16.9.27(月)−

仕事もプライベートも含めて、高速道路を走る機会が多いです。
という事で、何ヶ月前かに購入した車にも「ETC」を付けました。
しかしその「ETC」が最初からとてつもなく不調で、大体2回に1回位しかバーが上がりません。
その度にバーの前で係員を待ち、カードを抜いて渡した後にまた係員が届けるのを待つ。
または入ろうとしたところバーが上がらず、危うくぶつかりそうになったり、高速券をもらって入ったり。
※当然、高速券をもらって入った場合は、高いお金を出してETCを付けたにも関わらず、渋滞の一番後ろに並び、横目で誰も通らないETCゲートを恨めし気に眺めているしかありません。
あまりにも不調なので「カードに問題があるのかな?」と、カード会社に頼んで交換してもらいましたが、変らず2回に1回の割合で作動しません。
ちなみにETCはホンダ純正品です。
また、今乗っている車はなかなか優れものでして、コーナーを曲がる際にライトが動き、曲がる方向を照らす様になっています。
これはエンジンをかけた際にライトが動くので分かるのですが、どうも左のライトは動くものの右のライトは動きません。
「こういうものなのかな?」と説明書などを確認したのですが書いてない。
そして本日ディーラーで聞いたところ、最初はピクッとだけ動く右のライトを見て「こういうものです」と言われました。
「でも左のライトはグイッと動きますよ」と話して、もう一度見てもらったところ「あれ?そうですね。おかしいですね」との事。
さて、私が何を言いたいのかと言いますと、実は「日本車は優秀」という神話は崩壊しているのではないか?という事です。
以前、何かの本でアメリカ車は100%の車を作るために110%の部品を使う。
日本車は100%の車を100%の部品で作る。
この10%の部品代もそうですが、何よりも「100%で作り上げる精神があるから日本車は優秀である」と書いてありました。
今回はたまたま私が「細かなところを気にする、みみっちい男」であったため「ETCもライトもおかしいぞ」と買ったディーラーに持って行ったので多分、多分ですが直るでしょう。
しかし、もしこれが気にしない人間であったら、ディーラーに持ち込まず「こんなものかな?」と思って済ましていたかもしれません。
その場合、車に付属して購入したものが不良品であっても「問題にもならない」という事です。
当然、その付属品や自動車の性能に対しても、客側はお金を払っているにも関わらず、実際はその付属品や性能はもらっていないという事です。
例えばABS(ブレーキがロックしないもの)をオプションで注文しお金も払った。
4WDを注文しお金も払った。
しかしそれを確認するために、買った人はわざわざ滑る道路に行き急ブレーキを掛けてテストはしません。
また、砂地に入って行きはまらないか確認してみたりしません。
車を買った者の立場としては「注文通りになっている筈だ」と思っています。
そして「一ヶ月点検やら、何ヶ月点検やらで確認して不良な部分は無い筈だ」と思い込んでいますが、果たしてそれは信用が出来るのかどうか?
もしかしたら、ただ単に誰も「気付いていないだけ」なのかもしれません。
という事で、「良いディーラーと付き合えば大丈夫」という問題ではなく、根本的に三菱だけの問題ではなく、日本車全体が「すでに優秀ではなくなっている」のかもしれないと思った次第です。
「作動しないETC」、「動かないライト」・・・。
お金を払っているにも関わらず、メーカーも販売店も気付かず不良品を販売している。
客は確認する事も無く信頼して乗っている。
この「客が確認しなくてはならない」という事が当たり前になれば、これは「日本車は優秀」ではなくなります。
100%の車を不良品の混ざった100%の部品で作っている訳ですから。
ちなみに、「ETCがおかしい」と販売店に言った後、販売店からホンダに連絡をしたそうです。
その際のホンダからの返答がまたすごいです。
「ゲートによっては効かない場合があるんですよね」との事。
しかもそれはゲート側の問題ではなく「ホンダ純正ETC」の問題で。
※他の車はその前も、その後も通っていますから。
すごいですよね!
たまに作動しなくても仕方ないって・・・。
まあ、これはもしかして「自動車」だけに限らないのかもしれません。
例えば「○○産牛肉」と書いてあっても違ったり、住宅を建てる際に「木材は檜をすべてに使います」と言っても実は杉だったり。
とりあえず、消費者が全てに疑ってかからないと、バカを見る時代なんて「変な社会」ですから、せめて繁盛屋だけは、いつまでも「安心して頼める会社」になりたいと思います。
※ちなみに、それでも私はホンダが好きですよ。

■[第308回] 嘘つきですみません −H16.9.24(金)−

さてさて、昨日更新するとお約束したにも関わらず、またもや約束を破ってしまいました。
「言い訳すんな」という社訓を持つ会社を尊敬している私ですので致しません。
「帰ったら疲れが一気に出た」とか、「とても日記を書ける様な気力が無かった」とか、「簡単に書けるほど内容が浅くなかった」とか、「本を読んでいたらいつの間にか寝てしまった」とか・・・。
本日もなかなかの状態なのですが、気合を入れ直して書かせて頂きます。
「騙されてばかりなので今日の日記は読むもんか!」という方以外のみお読み頂けます様、宜しくお願い致します。
さて、今回の出張のメインは「コンサルタントの話を聞く」でした。
と言っても、繁盛屋が聞く訳ではなく、コンサルタントをしている場に無理を言ってお邪魔させてもらうという形でした。
(部外者が「内部の内部まで」入らせて頂けた事を深く感謝致します。)
感想は前回書きました様に「やるなあコンサルタント!」という感じです。
イメージとして書きますと、「学校で授業を受けている感じ」、「経営の本を朗読してもらっている感じ」です。
そこに「押し付け」は無く、「偉ぶった態度」も無く、「適当な観念的な言葉」もありませんでした。
内容は、実際の数字を出した上で、「具体的に何をすれば目標に近付けるか?」を統計をベースに戦略を練っていく様な感じです。
この「具体的に」という際に、コンサルタントの本領が発揮されていました。
コンサルタントが蓄積しているデータを元に、まるで数学の方程式などの「公式」を使っているかの様に計算して行く。
それにより非常に分かりやすく、「今、何をするべきなのか?」がはっきりと見えてきます。
そして、その上で「コンサルタント」が必要だなと思った事があります。
それは「社外との約束」です。
社内で約束数字(目標)を出す場合、社内にいるからこそ「なあなあ」になってしまう部分があったりする。
その結果、ついつい社内でだからこそ出来る「言い訳」が通ってしまったり、「仕方ないなあ」という事になる場合があります。
しかし、「社外の人との約束」の場合はそうは行きません。
社内であれば通じる「言い訳」が社外の人なので通じない。
それにより「自分の甘え」に気付きます。
その上、社内で感じない「恥ずかしさ」を感じます
ここで決して目標に達しなかったとしても、社外の人はその人に対して叱責しません。
※上司であれば当然役目なので叱責します。
そこを「何故出来なかったのですか?」と優しく?軽く?普通に?問い掛けます。
怒られたのであれば、「同じ仕事をしていない貴様に何が分かるか!」となってしまいますが、普通に問いかけられる事によって、素直に「何故か?」と考える事が出来ます。
「会社内でもやろうと思えば出来るのではないか?」と思っても、この「社外からの問いかけ」なり「社外との約束」というのは出来ません。
上司にきつく叱られるよりも、別の会社の人間に普通に問い掛けられる事で気付く事があります。
この場合の「社員の気付き」なり、「素直に受け入れられる」というのが、別の会社の人だからこそ出来る仕事です。
なので、「コンサルタントさえ入れば商売がうまく行く」という訳ではありませんし、「言われた事をやっていれば儲かる」、「楽が出来る」という事ではありません。
要は「本を読み自己啓発する」のと同じで、「一所懸命考える切っ掛けを与えてくれる」という事です。
あくまでも社外の人間は社外の人間ですので、一緒にチラシ配りをしてくれる訳でも、新商品の開発をしてくれる訳でも、経営者の代わりに経営をしてくれる訳でもありませんから。
そんな「切っ掛けを与える」、「社外の人間の目で見てくれる」、「言い訳を通じさせない」、「恥を教える」というのが、コンサルタントビジネスの基本になっています。
また、簡単には理解出来ない「根拠数字」が多いのですが、その根拠をコンサルタント会社で蓄積しているというのも、コンサルタントビジネスの大事な武器です。
ちなみに、今回話をお聞きしたコンサルタントの方は大変感じの良い青年でした。
ここら辺も「やるなあ!」ですね。
これで感じが悪かったら、どんな目で見られようとも「へっ!」となりますでしょうし、ビジネスとしてしっかりと成立しているので、まったくと言って良いほど「年齢」は関係ない訳です。
簡単に言えば、何かの習い事に行った際に、そこの先生がたまたま年下だったみたいなものです。
教えてくれるのであれば、相手が年下だろうと、何だろうとまったく関係ありません。
その人の「生き様」や「価値観」を教わる訳ではなく、自分が「習いたい事」を教えてくれる訳ですから。
そして「読みたい本を朗読してくれる」という事に、年齢も性別も関係ないのと同じです。
声を聞いている訳ではなく、内容を聞いている訳ですから。
その内容を「上手に伝えられるか?」という技術的なものはありますが、教科書は会社が作りますので、後は「如何に上手に語れるか?」となります。
そこはコンサルタント会社にとって最も大事な部分になりますので、一番力を入れています。
当然、上手に伝えるために何をすれば良いかは簡単です。
他人には「本当の思い」しか伝わりませんし、好感を持っていない人から話を聞こうとは思いませんから。
繁盛屋はまだまだ社内で「気付くべき事」がありますので、まだ必要はありませんが、「そろそろ良いかな?」と思ったら、大事な社員教育の一つとして体験させてあげたいですね。
「社外から感じる恥」という事による「違った気付き」を。

■[第307回] 大酔っ払い −H16.9.22(水)−

すみません。
案の定ですが、昨日の21日は日付変更線を越えてからも飲み続け、本日も書きたい事がたくさんあるのですが、大酔っ払い+横須賀のペリー上陸地観光をし、ヘロヘロになってしまったため書けません。
「出来ない約束はするものじゃない」という反省と、今回の出張の機会を作ってくれた方、気持ち良く参加させて頂いた社長への感謝と、「
コンサルタント恐るべし」という感想で短いながらも本日の日記とさせて頂きます。
こんなデタラメな文章をお読み頂きまして、誠に有難う御座いました。
明日は新潟に帰った後、今回の出張で学んだ色々な勉強になった話を書かせて頂きたいと思います。
それにしても反省と自己批判と切なさと有難さの入り混じった出張でした。
ではまた明日・・・

■[第306回] 来週は出張 −H16.9.18(土)−

土曜日ですが伝え忘れていたので書きます。
来週は21〜23日まで出張です。
しかし!しかし今回こそ「繁盛日記」は書きますよ!
しっかりと泊まるホテルに、ネットが繋がるか確認も取ってあります。
部屋には回線は無く、ロビーまで降りていかなくてはならないそうですが。
という事で、次回は21日に書く予定です。
※ただし大酔っ払いにならなければですよ・・・。えへへ

■[第305回] 赤 字 −H16.9.17(金)−

繁盛屋のHPに新ページが出来ました。(どこにあるかは探してみて下さい。トップページのどこかに・・・)
タイトルは「最近の大仕事」で、内容は先日書きました「店舗工事」のものです。
今後も「大仕事」をした際にはどんどんページを増やしていく予定です。(予定ですよ)
さて、プロ野球界の話は先月末で終わったつもりだったのですが、また書きたくなったので書いてしまいます。
何だか面白くなってきましたねえ。
今度は「楽天」が手を挙げました。
私は勉強不足のため「楽天」はネット上のショッピングモールをしている位しか知らなかったのですが、すごい大金持ちの会社なんですね!
しかも社長は40歳以下の世界の大富豪番付に乗るほどとのこと。
ところで、会社概要を見て思ったのですが、「IT関連企業」と名乗る会社は何故あれで商売が続けられるのですかねえ???
企業の売上としてはヤフーを除けば、大体200億位。
それで利益が毎年50億もあると言うならば話は別ですが良くて5億位、そして大抵何年も赤字続き。
その会社が今度はプロ野球という「ビジネス」としては成り立たせるのが難しく、「宣伝広告費」として見るにはかなりの金額が掛かるものを持とうとしている。
楽天の連結決算の前期を見たら、売上高が「180億位」で経常利益が「△520億円」。
それでいながら総資産は「1000億円」ある・・・。
今まで何十年も企業を続けてきて、たまたまその年だけが大赤字というのではないにも関わらずです。
もう正直なところ、私には訳が分かりません。
しかも会社の資産は創業後間も無く、「商売の幹」が決まって無いにも拘らず、株式上場をして作ったお金。
そのお金で「先行投資」と言う名の商売を始めた様なものです。その上、「先行投資」と言えば、どんなに赤字を出してもOK。
「IT関連企業」と名の付くものは、商売のやり方が根本的に違うのでしょうかねえ?
ホンダやソニー、京セラなどの大企業と呼ばれる会社で、あの形で商売を始めたり、しているところは無いと思いますし、それは中小企業でも無いように思います。
すごいなあIT革命って・・・。
何千年も続く「商売の常識」にさえも革命をおこしたんですかねえ?
何だか「黒字」を出すと時代に乗り遅れてしまう様な気さえしてきます。
これからは「目指せ赤字!」なのですかねえ?
それなら簡単なんだけどなあ・・・

■[第304回] 郵便局 −H16.9.16(木)−

昨日、十時頃帰宅しましたら郵便受に「ゆうパック」の不在連絡票(正確には「郵便物お預かりのお知らせ」)が入っていました。
その連絡票を見て感動してしまいました。
郵便局での受け取りが24時間出来るって皆さん知ってましたか!?
しかも電話をしたところ、窓口の方がとても丁寧な対応をしてくれました。
その上、引き取りに行った際もすごく親切で気持ちの良い対応。
どこかから戻ってきた職員の方が横を通ったのですが、何と「いらっしやいませ!」と言ってくれました!
いやいや、「普通の会社であれば当然の事だ」と思われるかも知れませんが、実際のところ他の宅配便の会社の対応なんて言ったら酷いもんですよ。
○ 電話に出るのが異常なまでに遅い。
○ 電話の対応がひどく不遜な態度。
※以前、九時頃に帰った際に不在連絡票が入っていたので電話したところ、誰も「今から届けてくれ」なんて言っていなのに、相手の第一声が「今からは届けられませんよ!」と嫌な声で言われました。頭に来たので翌日の午後11時の配達にしてやりました。
○ 私の知る限りでは24時間引き取りOKのところはありません。(今確認したところやはりしていません)
○ 宅配便の会社の社員の態度は「それでも客商売か?」とビックリするくらいです。
何故なのでしょう?
勉強不足のためよく分からないのですが、郵政公社の職員(ほとんど公務員みたいなもの?)の方が民間よりもサービスや対応が良いというのは・・・。
今までの私の持っていたお役所仕事のイメージと正反対でした。
もしかしたら、公務員(職員)はあまりにも叩かれるので、一生懸命良いサービスを心掛ける様になっていて、逆に民間企業は特に叩かれる訳でも無いので何も考えずに、ぼけっと働いているのかもしれません。
まあ民間宅配業者に優しく考えるとしたら、
○ 仕事量が何倍も多い。
○ 人を増やす経費が掛けられない。
○ 郵政公社と違い潤沢な資金がある訳ではない。
○ 働いている社員は仕事をこなすので精一杯でサービスまで手が回らない。
と「言い訳」が出来るかもしれませんが・・・。
それにしても、民間の宅配業者の対応の悪さにイライラしていた私としては、今回の郵便局の対応の良さには驚きを通り越して「尊敬の念」すら抱いているほどです。
確かに考えてみると、最近は銀行よりも郵便局の対応の方が、よっぽど「まとも」だったりします。
いやー本当にすごいですよ郵政公社!
私は「郵貯」の口座を持っていないのですが、ファンになったので作ることにしました。
会社からの発送もこれからは「ゆうパック」ですね。(でもそこはやっぱり金額次第かな?)
しかし、やはり民間企業が「お客様の気持ち良さ」で負ける訳には行きませんね。
あの仕事の安定している人達ですら頑張っているのですから、明日をも知れぬ毎日を送っている民間企業で働く人間がのんびりしていて良い訳がありません。
「目指せ!郵政公社以上の気持ちの良いサービス!!」ですね。
それにしても、また「民」が「官」に学ぶ時代がやってくるのでしょうかねえ???

■[第303回] 洗 車 −H16.9.15(水)−

昨日二度目の洗車をGSでしてもらいました。
一度目は北海道帰りでフロントバンパーに虫の死骸が「これでもか!」と付いていたため、「さすがにこれで仕事はまずかろう・・・」という理由からでした。
今回は「せめて一ヶ月に一度くらいは洗車しないとビジネスマンとしてはまずいかな?」
という理由からです。
話はそれますが、私の尊敬する社長が作られた「活齔カ懸命」という沖縄の会社があります。
その会社では毎日早朝に必ず洗車をします。
これは晴れた日だけではなく、大雨が降っていてもします。(雪は降りません)
しかも、駐車場は天井が無いため雨の中でします。
理由は、
「晴れであろうが、雨であろうが車を綺麗にしてから、お客様の所に行くのが当たり前」
「例え洗車した後に汚くなってしまったとしても、お客様にお会いする為に綺麗にしてから向かうという気持ちが大事」
「そしてそれが習慣となり、お客様の大事さが分かる様になる」
という事でした。
その当時は、私はまだ一会社員で「すごい会社だなあ!わざわざ雨の日までしなくても良いのに」なんて軽く思っていました。
しかし実際に仕事をしてみてその「お客様への礼儀」というのはとても必要であり、何よりも大事な事であるというのが分かりました。
それ以来、さすがに毎日洗車は出来ませんが、なるべく綺麗にしていようと思っています。
と言っても実際は、出来るだけ汚れの目立たない色の車を選んで、洗車をあまりしていませんが・・・。
「知行合一」がなっていない私です。えへへ
さて、話は戻りまして昨日の洗車です。
いつもお世話になっている方のされている「洗車自慢のGS」に洗車だけをしてもらいに行きました。
皆さん!知ってます!?
今はすごく色々な種類の洗車があるんですよ!
今まで通りの「ワックス洗車」、「手洗い洗車」、「機械洗車」などの定番だけではなく、そこにコーティング系の「撥水洗車」、「キーパー」、「ポリマーシーラント」なるものがある・・・。
とりあえず「コーティングの方がワックスよりもずっとボディには良いです」と聞いていたので、それをお願いしようと思いました。
ところがコーティング系にも3種類があって、「何が何でどれが一番良いのやら?」とさっぱり分かりませんでした。
値段で決めようにもあまりにも金額に差がある。
やっぱり安いのよりは高い方が良いのでしょうが、おいそれと出来る金額ではない。
しかも、それがどの程度の期間持続するのかよく分からない。
とりあえず「松竹梅」で言えば、お寿司屋さんで一番出て、儲かるという真ん中の「竹」をお願いしました。
しかし洗車一つ選ぶのであんなに悩んだのは初めてです。
こちらの希望としては「安く、綺麗になって、長持ちする」というだけで良いのですが、それをするのに選択肢がたくさんある。
選択肢がたくさんあるのは有難いことだとは思いますが、素人の私にはあまりにも選択肢があり過ぎると逆に困ってしまったりします。
出来れば「プロの一押し!」みたいなのがあると有難いのですがねえ。
書いていて思い出しましたが、繁盛屋を始めようとした際に、ある人から「何でも屋になってはいけない」、「何でも屋はあまりにも商品(サービス)が多すぎるため、焦点がぼやけてしまい、お客様は訳が分からなくなり、離れていってしまう」と言われました。
業務内容にいくつも載せている繁盛屋ですが、実際にお客様に繁盛屋を話す際は、「看板・印刷・店舗です」と話す様にしております。
もちろん「それ以外にこんな事出来ない?」と聞かれた際は、「出来ます」とはお答えしますが、基本はこの3品目です。
もしかしたら徐々に主要品目が増えて行くかもしれませんが、今現在はお客様の焦点がぼやけないためにはこの3品目に絞って仕事をしております。
そのおかげなのかどうか、「繁盛屋は看板屋さん」、「繁盛屋さんは印刷屋さん」、「繁盛屋は店舗屋さん」とお客様にはそれぞれの仕事に合わせて認識して頂けていると思います。
そして今後の展開としては「看板屋さん」と認識しているお客様に「印刷屋さん」でもある。
「印刷屋さん」だと認識しているお客様に「店舗屋さん」でもある。
という事を理解してもらえる様にして行こうと思っています。
それによって複合受注を狙って行こうと「獲らぬ狸の皮算用」をしています。えへへへ
まあ何にせよ、綺麗な車でお客様のところに訪問しなくてはですね。
最後に自慢ですが、私の車は今はピカピカです。
という事で、ピカピカの車でいられる間に仕事を下さい!
皆様からのお電話お待ち致しております。

■[第302回] 切り捨て −H16.9.14(火)−

人というのは話し合えば「理解し合える」ものなのでしょうか?
※この「理解」というのは、同じ結論になるという事ではなく、相手の考えや立場を理解できる様になるという事です。理想主義者の言う「話し合えば必ず解決する」という様な幼稚な話ではありません。
さて、最近「いくら話をしても分からない人がいるのではないか?」と思う事がありました。
イメージとしては、小学校の頃に国語のテストでよくあった「○○君はこの時どんな気持ちだったでしょうか?」という設問に対して、「私は○○君では無いので分かりません」と答えてしまう様な人。
これはある意味筋が通っているようで、まったく人の気持ちを理解出来ないという事で、当然の様に「×」です。
学校のテストならばいくらでも「×」を貰っても良いでしょう。
しかし社会では人の気持ちが分からないというのは、最も致命的な「×」ではないかと、私は思っています。
社会というのは人と人とが作り上げているものですから。
人間に「言葉」や「文字」という文化が発達した理由は、思考を伝えるという事からです。
しかしどんなに100万言の言葉を費やそうとも、「相手の気持ちや話を理解できない」。
それだけならまだしも、「自分の気持ち」や「自分が話している事」すら理解できないという人がいる。
果たして、こういう人と話し合う事が出来るのかどうか?
そして、その共通の意識の上で、意見を伝え合えるのかどうか?
私の尊敬するある社長がこんな話をしていました。
「人というのは二種類いる」
それは「すでに知っている人(大人)」と「まだ知らない人(子供)」である。
例えば、車からゴミを捨てるという行為。
「すでに知っている人(大人)」は「それはしてはいけない」という事を知っているので捨てない。
「まだ知らない人(子供)」は平気で捨てる。
しかしその「まだ知らない人(子供)」も教えれば「すでに知っている人(大人)」になりゴミを捨てなくなる。
この「知る」という事が重要である。
という様な内容です。
最初に戻りまして、私事で大変恐縮ですが、最近プライベート上で衝撃的な出来事があり「もしかしたら人間は3種類いるのかもしれないな」と思う様になりました。
それは「知ることの出来ない人(?)」です。
どんなに話しても、何を言っても頭が受け付けない。
「知る」ということを理解できない。
それでも私の中では「知ることの出来ない人(?)」を、「まだ知らない人(子供)」に入れておきたいのですが、今ひとつ入れておいて良いものかどうか自信がありません。
ひとつ質問なのですが、皆さんの中ではどうですか?
どんなに話しても理解できない人はいると思われますか?
その人はどんな事があっても「すでに知っている人(大人)」になること出来ませんか?
うーん・・・。
「訳が分からないから、そういう人もいるという事で!」と切り捨てるのは簡単ですが、果たしてそれをして良いのやら???
難しいですねえ。

■[第301回] 花婿学校 −H16.9.13(月)−

昨日の夕方にたまたまテレビを付けましたら「花婿学校」なるものが放送されていました。
私が見たのはもう本当に最後のソフトクリームを買いに行かされ、そして点数を女性に付けられていた辺りでした。
その「花婿学校」の話が今朝の朝礼で出ました。
繁盛屋の朝礼には出ておらず、番組を見ていない方にはさっぱり理解できないと思いますので、説明させて頂きます。(ただし私もよく見ていないので、朝礼で聞いた話です)
最近は日本では少子化対策からなのか、「花婿学校」というものが出来たそうです。
生徒はもちろん独身で、「女性とどう付き合えば良いか分からない」という人達。
目的は「良いお婿さんになること」であり、そのために「女性と付き合える男になるための勉強をする学校」との事。
私が見たのはその勉強の一環である「模擬デート」の一コマだった様です。
※そして何と!その上に「女性とお付き合い出来ない男性の母親のための学校」もあるらしいのです。
もービックリですね!!
ここまで「至れり尽くせりの社会」が歴史上あったでしょうか?
そして「こんなに他者に優しい生物」がいたでしょうか?
動物や昆虫で言ったら、獲物を捕獲するための学校があるという事です。
そして花婿学校は、孔雀の世界で言えば、「大きく色鮮やかに羽が見える方法」を教え、そして「どういうタイミングで羽を広げれば良いのか」を教えてくれるのです。
蛍で言えばお尻の光らせ方。
キリギリスで言えば大きな音の出し方。
ライオンで言えば別の雄ライオンの倒し方。
いやー本当に、ここまで本能が崩れてしまって良いのでしょうかねえ???
しかし変なビジネスを立ち上げる人がいたもんだ・・・。
そんな偉そうな事を書いてしまいましたが、高校二年生の二学期までの私だったら入学したかもしれません。
何せ当時は女性が怖くて怖くて仕方ありませんでしたから。(いや本当に)
ちなみに落語の「饅頭怖い」ではありませんよ・・・。

■[第300回] 名刀「繁盛屋」 −H16.9.10(金)−

繁盛屋の仕事は今のところ「器」しか作れません。
「中身」を作るのはお客様です。
商売で一番大事なものは「中身」です。
一度くらいならば「器」に引かれて人が集まるかもしれません。
しかし「中身」が無ければ、集まった人は一度で飽きたり、慣れてしまったりします。
本来、繁盛屋としてやるべき仕事は「ただの器作り」ではなく、「中身のある器」を作る事なのだと思っています。
例えば、ただの「刀」を作るのではなく、「その刀だからこそ必要だ」と思ってもらえる様な「名刀」を作る。
まるで「妖刀」の逆を行く様な、持った者に「良い力」を与える「名刀」。
簡単に言うと「ついつい一所懸命に仕事をしたくなってしまう」という様な、「器作りをする」という事です。
そして、お客様に「繁盛屋さんに頼んで本当に良かった!」と思ってもらえる「器」を作る。
その器作りが出来た時に繁盛屋は「名刀」になれます。
「名刀繁盛屋」こなれる様、これからも努力して行きます。
※うーん・・・ちょっと例えが難しいかな?

■[第299回] 求人募集 −H16.9.9(木)−

本日、職安に求人募集を出してきました。
計画では9月に社員を入れる予定だったのですが、面接する時間が取れなかったため、やっと求人を出す事が出来ました。
しかし実際のところ、面接の時間を心配するほど、問い合わせがあるのかどうか・・・。
今回の求人は「看板担当」です。
仕事内容は、看板製作・取付・打合せなど。
基本的には「ただの職人」ではなく、段取りや見積りの出来る看板経験者が望みです。
さて、職安で求人票に記入したところ「様式が変った」との事で、社名や地図などの他に会社のPR?みたいなものや、業務内容を新しく書き込まなくてはなりませんでした。
以前作ったものが残っており、「このままで良ければ移行させます」と係員さんに言われたのですが、読んでみたら「何だこれ?」という様な怪しい文章
。
「厳しいけれどやりがいのある職場です!」みたいな事が書いてあり、ちょっと照れてしまいました・・・。
「これは書き直さなくてはなるまい!」と新しい文章を作ってみたのですが、どうも頭に浮かぶのが、よくある文章やうそ臭い気持ちの入らないものばかり。
かと言って、何だかありふれた言葉ばかりの繁盛日記みたいな文章を書いて良いものかどうか。
例えば、
「繁盛屋はお客様の商売繁盛のお手伝いをする会社です。主な業務内容は看板・印刷・店舗。今はまだ小さな会社ですが、これからもっと大きく
なります。一緒に繁盛屋を大きくしてくれる人を募集しています。繁盛屋もあなたを選べますが、あなたも繁盛屋を選べます。一度お会いしましょう。」
とか。
どう思います?
こんな文章が求人票の会社の紹介欄にあったとしたら。
やっぱり怪しいですかねえ?
とりあえず今回の募集はありふれた文章で諦めて、誰も来なかったら繁盛屋らしい文章でもう一度書いてみようと思います。
と言っても、実際に職を探している人は企業紹介なんて大して気にせず、給料や勤務時間、休日しか気にしないのかもしれませんが。
何にせよ、どんな人が来てくれるのか楽しみです。
もし職安で見てこの日記を読んでいる人がいたら一言だけ。
「繁盛屋は素晴らしい自慢できる会社です。そしてこれからもっともっと大きくなります。入るなら今のうちですよ!」
※求人募集は6月16日の日記にも書いていましたね。

■[第298回] 「三笠」では無いです −H16.9.8(水)−

大変長らくお待たせ致しました。
恥ずかしながら台風の影響で、例年より3日ほど早い初雪の降った新潟に帰ってきました。(うそですよ)
さて、「パソコンを持って行くので毎日更新する」なんて大嘘をついてしまいまして、本当に申し訳ありません^^;。
毎日楽しみ(?)に繁盛日記を開いてくれている「とても変わり者の皆様」は、きっと開く度に「まだ戦艦三笠かよ!」とがっくりされた事でしょう・・・。
決して「戦艦三笠」を意識に植え付けるための作戦では無かったことを、お断りさせて頂きます。
今回の出張でつくづく思いましたが、電話線の無いBフレッツ契約者なんて、「手足をもがれた魚」みたいなものですね。
月曜日から電話線の無い宿に変えたもので、書きたくても書けない状況でした。
途中、仕事でどうしてもデータ送信が必要になったため、お客様に無理を言って5分ほど電話回線をお借りした位で、それ以外はネットに接続することすら出来ませんでした。
決して「旅館で毎晩宴会をしていたから書けなかった」という理由では無いですよ・・・本当です・・・いやいや・・・えへへ。
今後は自宅のネット接続を「Bフレッツマンションタイプ」から「エッジ」にして、以後この様な事の無い様に致しますのでお許し下さい。
さて、では毎日更新したかった店舗工事をご報告させて頂きます。
※携帯で撮りましたので画像が粗いです。デジカメで撮った写真は後日載せます。
 ※この2枚はモザイクがかかっています。
←が正面左部分です。
そして→が左コーナーです
※何故モザイクがかかっているかは秘密です。
では続きましてガラス面です。ここからはモザイクなしです。
[ガラス面]
キャラクターの吹き出しがホワイトボードの材質になっていて、毎日内容を変更出来ます。
そして街のイラストは夜になると窓に灯りが付き、点滅します。

[入口]
こちらも同様に「街の灯りがとても綺麗ね」です。

[カウンター]
奥にある花のついたカウンターには、テレビが内蔵されている優れものです。

[インフォメーションコーナー]
@左にあるのが「アニメのキャラクターと身長を比べられる身長計」です。ちなみに比べるキャラはガンダムやマジンガーZです。(キャラはうそです)
Aその横の柱に巻き付いているパイプは「玉ころがしマシーン」です。転がす玉の色はスーパーボールという超の付く玉です。
まだまだお見せしたいところがあるのですが、画像が粗いのと、業務内容の店舗に載せるので、ここら辺で自慢を一旦やめます。
真面目な話に戻りますと、と思ったら戻る場所が見つからないので、突然今回の仕事の総括を致します。
反省点がたくさんありますが、その中でも一番反省しているのは、繁盛屋内における連携の悪さです。
「段取りの悪さ」、「連絡ミス」、「業者間での打合せ不足」、etc。
「段取り」が何よりも大事な仕事において、あまりにも悪過ぎました。
これもすべて私が「任せっきりにしていた」が原因です。
社内において、こんなに胃が痛い、頭の痛いのは久し振りでしたね。
何にせよ反省会を開き、「責任」とは何かを再度確認しなくてはなりません。
「仕事」というのは「結果だけがすべて」ではありませんから。
とりあえず一言だけ言わせて頂きますと、自分で作っておいて何ですが、「日本一素晴らしいお店が出来ました!」です。
(本当に完成が近付いた時はニヤニヤしていました。えへへへへ)
しかし、これに甘んじる事無く、毎回「日本新」を記録できる様に次回もまた頑張ります。

■[第297回] 戦艦「三笠」 −H16.9.4(土)−

本日は横須賀にある戦艦「三笠」において、100周年記念慰霊祭が開かれました。
内容は、「海行かば」の短縮版の上映、慰霊祭、衆議院議員の西村慎悟さんと神奈川大学の小山和伸先生の講演。
そして「慰霊祭」を行った後、懇親会として120年の歴史を持つ料亭「小松」へ。
「小松」は東郷元帥などの歴史上の人物の方達が御用達にしていた、「ここから歴史が生まれた!」と言っても過言ではない料亭です。
参加者は日本中から集まっていました。(私の隣は長崎県の方、その隣は福岡県の方でした。また賓客としてトルコ大使館の武官(大佐)、台湾の外務閣下も来られていました)
さてさて、初めて戦艦「三笠」を見ました。
※戦艦「三笠」をご存知の無い方の為に説明しますと、日露戦争における日本の旗艦として活躍した戦艦です。艦長は「東郷平八郎」で、「坂の上の雲」の秋山真之が参謀です。
そして対馬沖で行われた「日本海海戦」に置いても旗艦として活躍しました。
日露戦争についても書きたいところですが、とても日記で書ける様な話ではないので、是非、司馬遼太郎の「坂の上の雲」をお読み下さい。(日本人の必読書ですよ)
話は戻りまして、「三笠」です。
ビックリしたのですが、思っていた以上に「小さい」です。
「よくもまあ、この戦艦でロシアの艦隊36隻のうち26隻撃沈、7隻拿捕出来たものだ」と正直、想像がつかないくらいです。
(多分、イージス艦や護衛艦を見たので、余計そんな風に思ったのかもしれませんが・・・)
大砲の数も少なく、艦内は早足で歩けば一周が3分もかからないかも知れません。
本当に当時の日本人には、よくぞこの艦でロシア艦隊(日本の艦隊の倍)を壊滅させたものです。
もしその時に負けたり、取り逃がしていたとしたら・・・。
世界中の歴史は今とまったく違ったものになり(まあ歴史の話ですから当然ではありますが)、北海道も対馬もロシア領でしょうし、今でも黄色人種は白人種よりも下等な人間として扱われ、アジアは植民地のままでしょう。
何にせよ、当時の世界を変えた歴史的戦艦に触れられ感動です。
実際はアメリカに占領された際に大砲など解体され、その後朝鮮戦争での「鉄不足」などにより、元の三笠の部分はほとんど無いそうです。
ただ、当時の物がある、無いではなく、「三笠だ」というのはとても感じられました。
これはきっと、最初に会った部品がどんどん破損し、新しいものに変わって言ったとしても、その「物に対する思いは変らない」という事と同じなのでしょう。
分かりやすく例えると、自分の車ですね。
エンジンやボディ、タイヤ、パーツなどなと、すべて交換されたとしても、その車に対する思いは同じ。
最初に付いていた物が無いからといって、その車は別にはなりませんよね。
もうひとつ例えますと、妻みたいなものですね。
いくら太っても、肉がたるんでも、皺が増えても、可愛らしさが消えても、ずうずうしさやふてぶてしさが増えても、口が悪くなっても、やはり妻は妻ですから・・・。がはははは
とまあ、どうでも良い話はこれ位にして、本日集まられた方々の多さに、これだけ日本を大事に思う、志ある人達がいるのかと、嬉しくなり、私も頑張らなくてはと思いました。
ただ若い人が少なかったのはちょっと残念でしたね。
まあ、それはこれからの私たちの年代の役目という事で、より一層頑張ります。

■[第296回] サイン&ディスプレイショー −H16.9.3(金)−

本日タイトル通り、東京ビッグサイトで開催されいてる「サイン&ディスプレイショー」に行ってきました。
出展会社は200くらい。
それだけのブースが並んでいる事になりますから、いきなり一店ずつじっくり見ていくと、「何時間掛かるか分からないな」と思いまして、作戦を立てました。
まず一気にすべてのブースを横目で確認しながら早足で一周する。
その際に「興味のあるブース」や「面白そうなブース」を確認する。(この際には決して立ち止まりません)
そして一周し、スタート地点に戻ってきましたら、そこからゆっくりと興味のあったブースに入る様にしました。
ブースの半分位がインクジェットや溶剤などの出力シート用の器械を販売していました。
それだけ今の「看板やディスプレイのメイン」が出力シートになったという事なんですね。
その他にも、見た事はあるが実際に「何処のメーカーが作っているのか」が分からなかった商品がずらっと並べられていたり、看板のパーツなどのメーカーがありました。
そして今まで見た事が無い「新商品」もいくつか出ていました。
その中で「おっ!これは!!」というのが私の中では3つほどありました。
詳しくは書けませんが(繁盛屋の新商品になるかもしれないので、まだ内緒です。えへへへへ)、軽く書きます。
1,屋外用看板としてかなり廉価で、とても有効活用出来そうな看板用商品。
2,看板業者では出来ない技術を持った、新しい形の看板材料。
3,どこかで見た事があるなあ。でも何処だったかなあ?と思った、新しい発想のディスプレイ用商品。(ただ実際に取付ける場合は、致命的な問題があり、改良したとしてもどうかなあ?という感じです)
この中でも「1」の商品は、視認性が非常に高く、使い勝手が良く、金額が安く、デザインした際の効果が高く、デザインの変更が容易と、かなり優れものです。
実はこの商品と同じ様なコンセプトの物はすでに存在しております。(今回の展示会にも出ていました。)
しかし、それはかなり高額になるため、「費用対効果」を考えますと実際に採用されるケースがどれだけあるか・・・。
そこで、繁盛屋の得意とする「工夫ひとつで同じ効果を生み、費用も格段に下げる」というものに「1」はズバリ合うという感じです。
久し振りに武器が見つかりそうです。(と言っても、補助的なものですが)
皆様、繁盛屋アイテムとしてのデビューをお待ち下さいね!
さて、今回イベントに参加した感想です。
まず第一に「足が疲れた」。(早足で色々見て周ったもので、普段一日250歩しか歩かない私にはちょっと辛かったです。がはは)
そして第二に「イベントに参加し、色々な商品を見たことで、看板提案の引き出しが増えた」です。
お客様へ良い提案をする際、「どれだけ引き出しを持っているか?」という部分が大事になってきます。
普段、黙々と仕事をし、決して無駄口を叩かず、寄り道もせず会社と自宅だけの行き帰りをし、「平穏無事」をこよなく愛し、一番幸せを感じる瞬間が「家族の笑顔」と断言して止まない理想的なマイホームパパな私は、この大事な「引き出し」がなかなか増えずにおりました。
しかし今回色々な商品や器械を見た事によって、社員の机の引き出し数から、「課長の机の引き出し数+社員の机の引き出し」位に増やす事が出来ましたね。うん。
いや本当に、色々と時代の流れが見えたり、オロナミンCをタダで飲めたり、新アイテムが見つかりそうだったりと、良い勉強になりました。
出展者の皆様、有難う御座いました!

■[第295回] 目標数字 −H16.9.1(水)−

予定が早まり、明日から東京へ出張になりました。
「次回の繁盛日記は9月9日からです」と、いつもならばなるのですが、さすがに一週間以上も盆でも正月でもないにも関わらず休んだらマズイだろうなあと思いまして、今回はパソコンを持って行くことに致しました。
という事で、今回は出張中の仕事内容を9月3日から書きます。
※明日は移動のため書けるかどうか分からないもので、一日だけ休ませて頂きます。
さて、本日「8月末jまでの売上高」の計算をしました。
正直なところ、現時点では目標は上回ってはいるものの、臆病者の私としては、まったく安心出来るレベルではありません。
では「安心出来るレベル」とはどれ位なのかと言いますと、「5ヶ月の時点で10ヶ月分の売上高がある」です。
出来れば「5ヶ月の時点で12ヶ月分」だと良いなあ・・・。がははは。
この目標数字について、先日面白い話を聞きました。
皆さんは「目標数字を下回ってはダメだ」という話は聞かれたことがあるかと思いますし、当然だと思われることでしょうが、「目標数字を大きく上回ってはダメだ」と聞いた事がありますでしょうか?
これは、著名なコンサルタントの人の言葉だそうです。
「目標数字というのは大きく上回りも、下回りもしてはいけない」
「目標数字の通りになるのが正しい目標数字だ」
下回るのが悪いのはよく分かります。
それは「努力が足りなかった」であり、「当然出来る事をしなかった」という事ですから。
しかし「大きく上回る」のが何故悪いのか?
その理由は、最初から「甘い目標」を立てていた。
または、「大きく上回る」という事は、「計算に入れていなかった事があった」という事。
この「計算に入れていない」というのが、経営者としても、目標数字としても間違っているという事です。
確かに「大きく上回る」という時点で、「計算が甘かった」というのはよく分かりますね。
その話を聞いて、「自分の目標数字というのはどうだろう?」と考えてみました。
まあ繁盛屋の場合、計画が立てられる様であって、立てられなかったりしています。
それと言うのも、定期な仕事ばかりではなく、それこそ突然大きな仕事が入るなんて事がちょくちよくありますから。
なので、「繁盛屋における目標数字」というのは、前年までの実績と今年の予想、そして努力して出来る数字、やらなければならない数字を計算して出します。
という事で、最初に書きました様に「前月までの目標を上回っていても安心出来ない」となります。
まあ、現在程度の誤差は予想の範囲なので問題はありませんが、だからこそ「これからが大事」になってきます。
売上高の目標数字を達成するために、後の7ヶ月も「目標通り」に仕事をして行かなくてはなりませんから。
「売上目標は目標通りになるのが正しい」
確かに、「突然大幅な売上高があって、目標数字を半年で達成してしまいました!」なんて言うのは変な話ですからねえ。
という事で、ベストである「目標数字を少しだけ上回った」という結果を出すために、頑張って行きます!!
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